天まで届けコノヤロー!!

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天まで届けコノヤロー!!

ヴォン・・ヴォヴォーンッ・・・! 俺はバイクをコンビニに停めると、胸ポケットに手を無造作に突っ込みタバコを取り出し火をつける。 「フゥーッ・・・・うまっ」と一息ついていたら ヴォン!ボボーッ・・と勇が俺に追いついた。 「ちょっと!煉!飛ばしすぎでしょうよ!」と少しふてくされている。 「おめーがさっぶい運転かましてるからだよ(笑)」と勇をからかうと、 勇は「なんだと?じゃあ例の公園まで勝負するか?」と随分乗り気である。 「やってやろうじゃねーか!」と俺たちは走り出した・・・ 俺の名前は煉(レン) 根っからのやんちゃ坊主で十代の頃はよく悪さをしていた。不良ということもあり当時は女性からも少なからずモテた。典型的なヤンキーだ。 そして友人の勇(イサミ) こいつは悪友の一人だが、どっちかというと弟分のような存在だ。 しかし父親がヤ〇ザという噂が立つほどイケイケな感じだったので、俺はよく家に招かれては、趣味のバイクを見せてもらったりと何かと良くしてもらっていた。 そして俺は次第に暇さえあれば勇の家に入り浸るようになった。 先ほど述べたが、勇の父親はヤ〇ザと噂されるほどの人物なのでそれなりの強面父さんだ。仕事も何をしているか不明で、経営者だということは聞いた。 勇の母親の順子(ジュンコ)さんはスレンダーで雰囲気もエロい。しかも他の友人の母親よりも10歳ほど年齢が若く、おまけにかなりの美人だ。アダルトビデオに出てきそうな人妻である。俺は友人の母親と分かっていても、そんな順子さんを性の対象として見てしまっていた・・・ そんなある日、俺はいつも通り勇の家で遊んでいた。そしたら勇から「夕飯食べていけば?」と申し出があり、お言葉に甘えることに。 俺と勇は付き合いが長かったということもあり、順子さんも俺に夕飯をご馳走することに対して抵抗が無いようで「いっぱい食べていってね!」と快くもてなしてくれた。 そして俺は何となく気になったので勇に「親父さんは?」と聞くと、「今日は出張だよ!」と返事が返ってきた。 別に勇の親父のことは嫌いではないが、なんせヤ〇ザまがいの親父なので同じ空間に居ると多少なりとも気を遣う。 だがそんな親父さんが今日は帰ってこないと聞いた俺はホッとして、完全に気が抜けていた。 その証拠に「煉!もうこのまま泊まっていけよ!」という勇の申し出にもあっさりOKし、勇宅のお風呂を借りることに。今まで何回か勇宅に泊まったことはあったが、お風呂は初めて借りた。 「いつもは入浴を済ましてから行ってたからなぁ」とお風呂を出た俺は脱衣所で体を拭いていた。 するとそこに置いてあった勇家の洗濯物が目に入ったので、年頃だった俺は好奇心で順子さんの下着を探した。 そこには黒や薄紫、赤といった色とりどりのパンティが置いてあり、順子さんに好意を寄せていた俺の体は反応した。 その瞬間・・・ガシャン!と脱衣所のドアが開いた。 順子さんが洗濯物を片付けに入って来たのだ。 突然の出来事でパニックに陥っている俺とは裏腹に順子さんは 「あら♡失礼♡」と笑いながらそそくさと洗濯物を手に出て行ってしまった。 俺に洗濯物を見られることを恥ずかしく思い隠したかったのだろう。 そんな推測をしていると、俺は順子さんのことが愛おしく思えて仕方なかった。 そして下着をはいてドライヤーをしているとまた、ガシャっと音がしたので振り返ったら、そこにはまた順子さんがいた。 今度は俺も下着をはいていたので特に驚くことなく軽く会釈をし、ドライヤーを続けていたら順子さんが近づいてきて耳元で、 「煉くん、さっきお〇んちんが勃っていたように見えたけどなんで?」と言われた・・・ 「は!?!?」っと順子さんを見ると、ニヤニヤしながら俺を見ている。 動揺を隠し切れなかった俺は「いや、勃ってないですよ(笑)」と返したが、 「じゃあ私が見たあのおっきなモノは何だったのかしら?♡」と意地悪なことを言われた。 続けて「置いてあった私の下着見たんでしょ・・?」と順子さんが少し恥ずかしそうに聞いてきた。 これは隠し切れないと判断した俺は「すいません。つい目に入っちゃいました」と正直に認めた。 すると順子さんが「それだけで満足?」と俺の下着に手を入れ、股間を触りだした・・・ 驚いた俺は「ちょっと!だめですって!」と抵抗してみたものの、順子さんの美貌を前に俺のカラダは正直に反応してしまう。 「すごいおっきいね・・♡パパのとは比べ物になんない」と順子さん。 一瞬親父さんの顔が脳裏に浮かび血の気が引いたが、開き直った俺は 「気持ち良くしてあげましょうか?」と冗談ぽく聞いてみた。 すると順子さんが「煉くんてそんなエッチな子だったんだ。でも年頃の男の子だからそんなもんかっ♡」としゃがむや否や、俺の破裂寸前の性器を咥えだした。 整った顔立ちで、小さな口を必死に開いて「んっ・・」っと声を漏らしながら、俺の大きくなった性器を咥えている順子さんに興奮した。 時間にして2分ぐらいだろうか?順子さんの唾液で俺の性器は既にベトベトになっていた。 俺は理性を保つことに限界を感じていた。 そんな俺を察したのか順子さんが「入れて・・・♡」とお尻をこちらに向けてきた。 順子さんの性器はものすごく濡れていた。この人はそんなに俺のが欲しいのか、と嬉しくなった。そして俺たちは一つになった・・・ 脱衣所に順子さんの「あっ・・あんっ」と感じている声が響く。 その声に興奮し、俺の腰の動きも徐々に速くなる・・・ 初めは我慢してたであろう順子さんの声も次第に大きくなっていく。 そして絶頂に達しそうになり「イキそ・・」と言うと順子さんが「中はだめっ」と訴えかけてきたので、脱衣所の流し台に大量の精液をぶちまけた・・・ 「はぁ・・はぁ・・」と正気を取り戻すべく俺は必死に呼吸を整えた。 順子さんの方を見ると座り込みながら俺の性器をうっとりとした目でみつめていた。 「煉くんのおちんちん癖になっちゃいそう・・♡でもこの事はパパと勇には内緒よ?」と言うと、最後は精液でドロドロの俺の性器を口で咥え、綺麗にしてくれた。 この日を境に俺と順子さんの禁断の恋が始まった。 行為が終わり俺たちは互いの寝室へと戻り、何事もなく翌朝を迎えた・・ 翌朝、この日は学校が休みということもあり、お昼前に目が覚めた。天井を見ていつもと違う光景に一瞬「えっ?」となったが、すぐに勇の家だということに気がついた。 すると俺が目覚めるのを待っていたかのように順子さんが寝室に入ってきて、「煉くんも朝ごはん食べるでしょ?勇はもう食べてるけど・・」と聞いてきたので「はい、頂きます」と寝ぼけながら答えた。 目ヤニのついた顔を洗い、リビングへ向かうと勇はすでに食べ終わっていたようで居間で飼い猫のチーと遊んでいた。 テーブルには出来立ての朝食が置かれていたので席へ座り、「いただきます」とキッチンにいる順子さんに聞こえるよう少し大きめの声で言った。 すると順子さんが「はーい♡」と答えてくれた。 一見普通の会話に思えるが、昨夜のことを意識してしまっている俺の心臓は破裂寸前だった。朝食をとりながら時折順子さんの方をチラッと見ると、向こうも俺を見つめていて恥ずかしくなり目をそらしてしまう始末。 そんな俺を面白がってキッチンにいた順子さんが正面の席に座ってきた。 「ごはん美味しー?」と聞かれ「はい、とても!」と答えると、順子さんは少し嬉しそうに「良かった♡」と言った。 その表情を見た俺は言葉に表せない愛おしさを感じた。すると何かが俺の股間に当たった・・・ 「ん?」と顔を下に向けると、順子さんの綺麗な脚が俺の股間をさすっている。すかさず順子さんの方に目をやると、笑顔でこちらをみつめていた。 するとその時勇が「ちょっとタバコ買いに行ってくるわ!」と立ち上がったので驚いた俺はビクッとなった。 玄関のドアが閉まるのを確認すると順子さんが俺の隣に座ってきて 「ねぇ?私のこと意識してるの?」と言った。 「まぁ、それは意識しますよ」と答えると順子さんは「かわいい・・♡」と言いながら俺の大きくなった性器を揉みだした。 我慢ができなくなった俺は順子さんの胸に手をやり、激しく揉む。 「はぁ・・はぁ」と二人の息遣いが次第に荒くなってくるのを感じる。そして順子さんが俺のズボンに手をかけ、ズルッと下ろした。 あらわになった俺の股間を順子さんは黙って見つめ、咥えた。 「チュパッ・・チュパッ・・」とエッチな音だけがリビングに響く。 次第に順子さんの動きが速くなる・・そして俺は順子さんの口内で射精した。 順子さんは俺に「濃いね♡」とだけ言い、俺の精液をゴクッと飲み込んだ。 その後すぐに勇が帰って来たので少し談笑し、俺は勇宅を後にして家路についた。 そして順子さんと連絡先を交換した俺はいけない事と理解していながらも定期的に連絡を取り合っていた。当時付き合っていた彼女がいたけど俺はやめなかった。 お互い時間を見つけては何度も二人きりで会いもしたし、何度もカラダを重ねた。 最初は俺にも彼女がいたし順子さんとの関係はセフレぐらいに思っていた・・・ しかし何ヵ月もこのような関係を続けて、順子さんと遊園地に行ったり水族館に行ったりもした。俺のバイクの後ろに乗せて走った日もあった。 月日が経つにつれて俺たち二人の思い出も自然に増えていった。今までは勇の母親としての順子さんしか知らなかったが、女性としての順子さんもたくさん見てきた。 しっかりしてそうで意外と天然な所、パスタを食べるのが下手な所、飴をすぐ噛み砕いちゃう所、手を繋ぐといまだに恥ずかしそうにうつむく所、俺は本当にいろんな順子さんを見てきた。 水族館に行った時に「いつも出してもらってばかりだから」と初めてサメのキーホルダーをお揃いでプレゼントした。順子さんは「なにこれー(笑)」と笑っていたが、そのキーホルダーをいつも大事に持ち歩いててくれた。 そしてとうとう俺は自分の気持ちに気づいてしまった。 「俺・・順子さんのこと好きなんだ・・・」 次会う時にはこの関係が始まってちょうど一年が経過しているなと思った俺は、駄目元で告白することに決めた。家庭がある女性に告白するなんておかしいことだと自分が一番分かっている。ましてや相手は友人の母親だ。 世間体なども考えると問題だらけだ。いやむしろ問題しかない。 こんなこと誰にも相談できない。でも俺は自分の気持ちに正直になることにした。 そして約束の日・・・ 夕方、俺はいつも通りコンビニの駐車場で順子さんを待っていた。いつもは財布、スマホ、タバコしか持ちあるかない俺がこの日はカバンを持っていた。 理由は告白の際に指輪をプレゼントしようと用意しており、それを隠していたから。 もちろん若かった俺の財力では親父さんが順子さんにプレゼントしたような金額の指輪は買えない。それでも何件もジュエリーショップを巡って、この日の為に指輪を用意した。 そして待つこと5分・・・順子さんが車でやってきた。 「おまたせっ。ってあれ?今日カバン持ってるんだ♡めずらしー(笑)」と少し小ばかにされたが、気づかれてはなさそうなので「うるせーよ(笑)」と返し、夕飯を食べに向かった。 俺の告白計画がバレないかハラハラしたが、平然を装い何とか乗り切った。 そしていつも車を停めて話をする少し大きな公園の駐車場に今夜もやってきた。ここに着くと俺はいつも車から降りてタバコを吸う。今夜もいつも通り車を降りタバコに火をつけると、この日は順子さんもたまたま降りてきた。 今だっ!!と思った俺は「順子さんっ!」と声をかけた。 「んー?」と振り返った順子さんを見て俺は「やっ、あのー・・」 と少しテンパった。そんな俺を見て順子さんはクスッと笑い、俺に 「あのねー私、煉くんに言わないといけないことがあるんだっ」と 言ってきた。 まさかの逆告白!?と思った俺は「どーしたの?」っと今にもニヤけそうな顔を何とか抑え、聞き返した。 そしたら順子さんが「わたしねー・・癌なんだって・・」と言ってきた。 「えっ・・・?」っと俺はそれ以上声が出なくなった。胸をキュー―っと締めつけられるような痛みも感じた。 うまく呼吸ができない・・頭も真っ白になり思考回路がぐちゃぐちゃになっていくのも感じる・・・ 続けて順子さんが「少し前から体調が悪くてね・・それでお医者さんに診てもらったの。じゃあステージ4の肺癌って言われちゃった・・・」と言い終わると順子さんの目から涙がぽろぽろと流れ出した。 俺はそれを聞いても不思議と涙が出なかった。 (本当に悲しい時、人間は涙が出ないよ)という誰かの言葉を思い出した。 その通りだと感じた。 俺は泣き崩れている順子さんを抱きしめることしか出来なかった・・そんなことしかできない自分に心底腹が立った・・ そして何ひとつ気の利いたことを言えないまま時間だけが過ぎていき、この日は送ってもらった。 告白も指輪のプレゼントもできなかった・・・ そして俺は順子さんに少しでも治る可能性があるのなら治療に専念してほしいということを伝え、待つことにした。 ネットで検索するとステージ4の癌と診断されても完治している人はいる。この出どころの分からない不確かな情報だけが俺の希望だった。 2週間後・・・ 知らない番号から着信があり「もしもし?」と出ると相手は勇の親父だった。 俺はすべて察した・・・ 昨晩、順子さんが亡くなった。 今日が通夜で明日が葬式だということを親父さんから伝えられた。 「順子も日頃から煉のこと本当に可愛いがってたからな。俺も何回嫉妬したことか(笑)だから少しだけでも良いから顔を出してやってくれ。頼む」 と勇の親父さんは震える声で言ってきた。 「はい、もちろん伺わせて頂きます。ご丁寧にありがとうございました」と言い電話を切った。 俺は涙が止まらなかった。嗚咽も止まらない・・・ 到底動くことができなかったのでその場で泣きじゃくった。 そして通夜を終え、葬儀当日・・・ 周りを見渡すと他の友人、ママ友、行きつけの美容師さんなど 俺が知らない人も含めたくさんの人が顔を揃えていた。 勇のことが心配だったが、親父さんと一緒に喪主を務めていて 挨拶まわりなどで忙しそうだったので声はかけなかった。 お坊さんのお経と焼香が終わり、とうとうお別れの時間になった。 最後に順子さんが眠る棺桶に各自思い出の品を入れるようアナウンスが流れ、生前に親交のあった人たちがぞろぞろと棺桶に向かう。 俺も用意した花束を入れようと棺桶に向かい歩き出すと勇がやってきた。 俺は何て声をかけていいか分からず少し戸惑っていたら、勇が袋を差し出した。 「なにこれ?」と聞くと「母ちゃんの遺品。煉の手からも入れてやってくれ」と頼まれた。 話を聞くと家に置いてあった遺品は親父さんがすでに棺桶に入れていたようで、勇が袋に入れて持っていたのは病院で最後まで持っていた物らしい。 袋の中からは財布やスマホなどの貴重品が入っていた。 それと俺がプレゼントしたサメのキーホルダーも・・・ 目から涙がボトボト落ちてくる・・涙が止まらない この感情は言葉に言い表せない。一生忘れないであろうこの感覚。 遺品を棺桶に入れ終わると、最後に順子さんの綺麗な手をギュッと握りしめ お別れをした・・・ 火葬場まで来るよう誘われたが、キレイな順子さんが焼かれて骨になる所を見たくなかったので断った。 俺の記憶の中では最後まで美しい順子さんでいて欲しかったんだ。 1ヶ月後・・・ 俺は勇に聞いた情報を頼りに一人で順子さんのお墓参りに来ていた。 勇は「俺が案内するよ!」とうるさかったが断った。 俺には一人で来たかった理由がある。 持っていたライターで線香をたき、順子さんが好きだったコンビニの カフェオレをそなえて手を合わせた。 そして「またくるよ!」と言い俺はお墓を後にした。 墓前に渡しそこねた指輪を置いて・・・・ ー完ー
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