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大きな校舎の一角で、ロッドの音色が聞こえてきた。
とても流暢な響きである。
奏者であるエルフィンマスターの腕前が高いのだろう。聴いていて非常に心地よい。
ルナ:
「これはやはり土のロッドの音色だ。しかも奏者の演奏能力も高い。音楽レベル70といったところか。」
とルナは言った。さすがはロッドに宿るエルフィンである。ロッドの音色の聴き分け能力が備わっている。
しかし、レベルって何?ひょっとしてランク付けしているの?
もしそうだとしたら、私の音楽レベルはどれくらいなんだろう?
そう思ってルナに尋ねてみたのだが・・・。
私:
「ねえ、ルナ、音楽レベルのランク付けしているの?もしそうなら私の演奏レベルはどれくらいなの?」
ルナ:
「ああ、もちろんランク付けしているよ。音楽レベルは、魔物に対する浄化能力に左右するからな。
ちなみに美晴はレベル45、桃芽はレベル40、白羽は土のロッドのエルフィンマスターと同じくレベル70といったところだ。
まぁ、美晴、レベル45までアップしたんだからたいしたものだよ。出会った頃の美晴のレベルはギリ38くらいだったから。」
と、ねぎらっているんだか、貶しているんだかよく解らない答えが返ってきた。
しかし、私の音楽レベルは45か・・。
まだまだ頑張っていかなきゃダメってことね・・・。
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