第一話:エルフィンて何なの?

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 非日常的な光景は、ここにきてさらに過剰になっていた。 キラキラの杖をリュックに入れて背負ったおじいさんは、絵本から出てきたような妖精サイズの音楽家風の変な生き物で、さらに携帯電話を使いこなしているのだ。 うんうん。 明らかに非日常である。 デートをすっぽかされてショックをうけた私が見ている幻影・・かもしれないが。 数分後その変な生き物はどこかに電話をかけていた。 変な生き物:  「あ・もしもし、わしじゃ、わしわし。 ルナじゃよ。今さっき、写メ送ったんじゃが届いたかのう? その小娘にはわしが見えているようなんじゃが、見た感じ巫女にしてははねっかえりな感じじゃし、悪しきものにしては襲ってもこないしで、どうなんじゃ? 何者なんじゃ? うんうん、そうか・・そうなのか・・この小娘がのう・・。 にわかに信じられんが、まぁ仕方が無いのう。 話しかけてみるわ。サンキュウ―。」 といって電話を切った。
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