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それから私をまじまじと見てから、こういったのだった。
変な生き物:
「のう小娘さんよ、わしはエルフィンのひとり、名はルナじゃ。
この世の中にはごく少数ではあるがエルフィン達が住んでいる。
しかしわしらは、本来はお前さんたち人間とは異なる空間に住む存在じゃ。
だから普通の人間には見えないはずなんじゃ。
わしらの存在が見える人間は、わしらに関係する巫女か、もしくは封印したはずの悪しき魔物に与するものかのどちらかじゃ。
でな、
わしらに時々知恵を貸してくれる、雷のエルフィンのピカルにおまえさんの写メを見てもらったところ、お前さんはわしらが探していた巫女としての素質を持つ可能性が高いとのことじゃった。
わしらが探している巫女の素質を持つものは、極めて稀な存在じゃ。
そして、わしは月のロッドに宿るエルフィンじゃ。」
と言った。
何がなんだかさっぱりわからなくて、私は気を失いそうになってしまった。
さらに、目の前の変な生き物は話を続けたのだった。
しかし、私のおじいちゃんもそうだったけど、おじいさんの話ってどうしてこんなに長いんだろう?
途中から独り言なのか私に話しているのか解らなくなってくるのよね・・・。
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