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第2章 下町から巨大基地へ
次の日に高橋と大沢健太、咲良の3人は
『ロープレイト』と手書きで書かれた町へ入った。
「『和光市』じゃないんだ!」
高橋は用心しながら街の盛り場へ入って行った。
「敵から隠れるには…人混みが一番さ。」
帽子をかぷり、なるべく人と目を合わせない…
「旦那……何か情報を……。」
相手は渡された札束をポケットに突っ込みながら……
「ああ…反乱軍は東京を占拠したらしい…。
今、地方に兵を送り込んでいるらしいぜ。
政府軍は分が悪いからか…法外な報酬を出して兵隊を集めているらしい。
一稼ぎするには良いかもな。」
高橋は大沢兄妹を連れて下町に入って行った。
狭い路地には悪そうな男が何人か居たが、
高橋の顔を見ると道を開けた。
この辺りじゃ顔が利くらしい…。
行き止まりかと思う路地に面して扉があり、
高橋は慣れた感じで…入って行った。
驚いた事に…幾つか識別システムがあり、
高橋に連れられて大沢兄妹は巨大基地に入る事が出来たようだ。
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