いってらっしゃい

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わたしがあなたを嫌う理由は あなたがわたしを嫌う理由と同じで それなのにあなたは 「わたしはそんなのじゃない」って言い張る それはわたしも同じだから怒ってあなたを見ると あなたも怒ってわたしを見てる どうしてかわたしとあなたは反対で わたしが右ならばあなたは左 どうあがいてもあなたとわたしは握手できない だけどそう いやだからこそ そう もしもあなたのような人があらわれたら わたしは恋に落ちるでしょう もしもあなたのような人があらわれたら 一緒に生きていけるのでしょう ただ一つわかっているのは あなたとわたしでは駄目だということ ふと気がついた あなたはわたしが笑っている時に笑うし わたしが泣いている時に泣いて じゃあわたしがあなたを見ていない時 あなたもわたしを見ていないのだろう だけどわたしはあなたを想っているから あなたもわたしをきっと想っていて 誰よりも大事なのに誰よりも好きなのに やっぱりわたしはあなたが嫌いだ だからあなたもわたしを嫌いなんだろう あの嘘は自分を守るためにでしょ かっこ悪い自分を隠すためでしょ 周りは気づいているよ そしてそれをあなたもわかっているはず 昨日の夜に流した涙は嘘じゃないから そのままソファーで寝てしまったから 朝目が覚めて 洗面台で 顔を洗って 顔を上げたら 昨日の涙を水で隠した あなたが笑ってた みんなに本当のことを言おうって ちゃんと謝って もう一度やってみようって あなたが笑ってた タオルで顔を拭いた いってきます
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