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暗殺者の日常
いつもどうりの時間に起き、顔を洗い、歯を磨く
鏡の前で頬を叩き、営業スマイルを練習する
一階の自分で開いているカフェに降り下ごしらえをすまそうとキッチンに向かう、すると二つ持っているスマホのうち本業の方のスマホが鳴る
「はい、もしもし田中です」
もちろん偽名だ
『…… 依頼したい』
「…金は」
『用意してある』
「標的は」
『関東平手山組の組長 平手山 和夫だ、明日幹部に昇格するための式典で組長が外に出る、そこで殺って欲しい、場所はメールで送る』
「了解した、金は後日でいい」
『え、いいのか?』
「いいのかとは?」
『…いや、何でもない、よろしく頼む』
そこで電話は切れた
店の前に休暇の看板を立て、着ていたエプロンを脱ぎ本業スーツに着替え、ガレージに停めてある車に乗りこみあの場所へと向かう
そこは式典会場だ、明日ということもあってそこにはもう警備がいるので中の偵察は無理そうなので諦める、とはならない
あたりを見るが近くに高い建物はない、が2キロぐらい先にビルがある、そこに車で向かう
ビルの屋上につき双眼鏡で会場を見る、ちょうどここから狙えそうなのでここに決めたので車に戻りカフェ(自宅)へと帰る
家に着くと地下の部屋へ行く、そこには多種多様実銃やナイフ、手榴弾が置いてありその中の一つを手に取る
マクミランTAC-50
アメリカの兵器開発企業である「マクミラン」の社名を冠した狙撃銃でこの兵器は、過去にこの会社が開発していたボルトアクションのライフルをベースとして発展改良を施され、製作された
説明はこれくらいにしてメンテナンスを始め試射などをしその日は早めに寝た
俺は仕事前には早めに寝るのがポリシーなんだ
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