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2.下着
私は聖奈姉のお部屋に行く事にした。
ドアをノックするとお返事がいない。
聖奈姉はいないのかな。
別のお部屋も見てもいない。
今は外出のようだった。
私は聖奈姉のお部屋の中に入ると聖奈姉の下着を探すことにした。
「どこにあるのかな」
探しても見つからない。
ここにあるのかな……。
「聖奈姉の下着を見つけた」
「これが聖奈姉の下着なのね」
私は聖奈姉の匂いがする下着の匂いを嗅いでいた。
これが聖奈姉の下着……いい匂い。
私はまだ聖奈姉の下着の匂いを嗅いでいる。
まだ聖奈姉はいないから、この下着を履いちゃおう。
私は聖奈姉の下着を履いた。
聖奈姉の下着……アダルト過ぎる……。
私にはこんなの履けない。
その時。
「映奈、そこで何をしているの?」
私は声がする方に振り向いた。
「聖奈姉……」
「映奈、あんたねぇ、勝手に人のお部屋に入って何をしているの?」
「ごめんなさい、聖奈姉」
聖奈姉は私から下着を取り上げると引き出しの中に畳んでしまった。
「映奈、もうこういうことはやめてね? いいね?」
「うん、わかった」
「こっちにおいで」
私は聖奈姉の傍にいくと聖奈姉が抱きしめてくれた。
聖奈姉の匂いがする。
とてもいい匂いがするから私は匂いを嗅いだ。
「映奈……もしかしてあなた……匂いフェチ?」
「ち、違うよ」
「私の匂いを嗅いでるじゃない」
「…………」
私は黙ってしまった。
図星をつかれてお返事もできないでいる。
「映奈、可愛いね」
「ありがとう、聖奈姉」
私は聖奈姉のお部屋を出ると自室に戻ることにした。
自室に戻ると私はベッドの上に仰向けになり、目を閉じて考えごとをすることにした。
あれから何年後、1つ屋根の下に一緒に住んでいる。
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