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 近江との邂逅から丁度一週間が経った金曜日。  臼井と唯依は寺府駅からそれぞれの自宅へと歩みを進めていた。  二人の自宅は大学と寺府駅との中間地点にある。故にその道は大学からの帰路ではない。その日、二人はとある人物から呼び出しを食らったのである。  赴いた場所は、帝大本里キャンパスの教養学部研究室。即ち二人を呼び出したのは、善野有未。●アジール●の代表その人である。  ーーあの鈴の件なんだけど、あの後、気になって調べて見たのよ。そしたら、凄いことが分かったわ。これは伝えなくちゃいけないって思って、呼び出したの。  もちろん有未は近江にも連絡したらしかったが、全寮制故に外出許可が下りなかったと断りがあったという。  ーーワタシはこの前、例の鈴を駅鈴に似ているって言ったわ。もしかしたら恐ろしく価値の高い骨董品かもしれないって。でも、そんなレベルで言い表せるものじゃなかった。あれは、控えめに言っても国宝級の宝物よ。  臼井は思い出す。有未は、国立国会図書館で印刷してきたというとある古文書の記載をペンで追いながら解説してくれたのだが、正直なところ殆ど理解できなかった。  ーーこの文献に出てくる鈴の特徴と、この前見せて貰った鈴の特徴は、余りにも酷似し過ぎている。ほぼ間違いないわ。あの鈴は、和萬乃鈴●(にぎつみのすず)。我が国に伝わる、四種目の神器よ。  三種の神器なら聞いたことがあると応えたのは唯依であった。すると有未は、神器が三種と纏められるのは飽くまで公表されている数を打ち出しているだけで、本当は四種類目が存在するのだと熱弁した。  ーー長く高位の神道関係者しか閲覧することが出来ないとされてきた六つの秘伝の書・通称『六部書』には、確かに神器として四つの名が記されているわ。ヤサカニノマガタマ●、あめのむらくものつるぎ、やたかがみ、そして、にぎつのすず。どうして鈴だけが秘伝とされてきたかについては分からないけど、少なくとも神器として影響は少なくなかったみたい。  ただし、それだけでは臼井を驚かせるには至らなかった。臼井が殊更に目を剥いたのは、唯依の言っていたことが本当だと知らしめられたからだ。  ーー問題はその神器に秘められた力ね。知っての通り、他の三種の神器にもそれぞれ伝説があって特別な力が秘められているものとされているわ。鈴の場合、それが『願い事が叶う』というものだった。ほら、今でも神社に御参りに行けば、必ず鈴緒に繋がれた大きな鈴を鳴らすでしょう? あれは、ニギツミノスズが由来しているらしいの。  唯依は、バイクに追われたあの日、鈴を手放すことを嫌がった。それが願い事が叶う御守りだからという理由だったので、臼井は呆れにも近い気持ちになったのだが、それが本当のことかもしれないと、最高学府の知識人が言うのだ。  ーー臼井くんは、そういった非科学的現象を信じないタイプかしら? でもね、あの日、例の鈴が鳴ったら、近江くんが突如として現れて、窮地を救われたのでしょう? その前にも二件の事例があった。そうなると、実証学的には、十分な論拠に成り得るんじゃないかしら。  臼井は分かっている。自分は、善野有未という人間に、その性質を見抜かれているのだ。その上で、信じざるを得ないように、丁寧に説得されてしまった。 「陛下」  臼井は有未に言われたことを反芻し、考え事をしていた。 「陛下、あれ、そうじゃないですか」  だから、頻繁に後ろを振り向く唯依の忙しなさに気付くこともなければ、唯依に袖を引かれるまで、その呼び掛けに含まれていた不安を感ずることも出来なかったである。 「あれ?」  漸く後ろを振り向いた頃には、既に遅過ぎた。いつか見た黒尽くめのバイクが、耳を劈くエンジン音と共に、迫っていたのだ。息を飲んでいる合間に、バイクに乗った人間は二人の真横に車体を幅寄せし、こう言う。 「お帰りなさい、ご両人様」  臼井は、背筋を冷やすと同時に、咄嗟に唯依の腕を引っ張って走り出す。  臼井はその一瞬、口の中を瞬間的に乾燥させてしまうほどに焦った。それはそこが一本道だったということと、以前のように鈴が手元にないということを意識してしまったからに違いない。 「鈴?」  けれども、臼井は直ぐに気が付いた。その逃走は、数メートルだけ走ったところで急停止し、唯依を躓かせるだけに終わった。バイクはバイクで、エンジンを更かし直して音を轟かせただけだ。 「どうしたんですか、陛下!? 逃げないと!?」  勢い余って地べたに転げた唯依は、ヒステリーを起こしかけている。前回追われた記憶がトラウマになりかけていたのだろうかと思う。 「大丈夫だ、唯依」  臼井はしゃがんで、唯依の肩に手を添える。 「追われる理由は、もうないじゃないか」  あの日、バイクが唯依を追ったのは、鈴を奪おうとしたからだ。しかし、今やもう鈴は二人の手にはない。 「おや、観念されましたか。賢明です。我々は、既にあなた方の下宿先も把握していますから。」 「我々?」  バイクはエンジンをかけたまま降車すると、二人に詰め寄る。逃げることを諦めた様子を察知して、ヘルメットを外し、その精悍な顔立ちを顕にする。鼻筋の通った短髪は、スレンダーながらも歴戦の騎士のような体幹を誇示している。微かに汗が散る。 「大人しく渡して頂けますか、ニギツミノスズ」  臼井は有未の言っていた四種目の神器の名が、その口から出たことを確認する。 「あの鈴なら警察にやった。本当の持ち主なら、警察で受け取ってくれ。僕らの手元にはもう何も残っていない。」 「嘘をつくんじゃない。先程も確かめましたが、何処の所轄にも鈴は届いていなかった。」 「所轄に確かめた?」  臼井は最初、鈴は近江に托したので、その鈴が寺府ではない別地域の警察署にあると告げるつもりだったのだが、気になったのは、所轄という言い方だ。一般人だったとして、警察のことを所轄とは言わないだろう。 「あなた、何者なの?」  先に問うたのは、立ち上がる前の唯依だった。  問われた者は、頬を掻き眉を細めた後、内ポケットから例の形をした手帳を取り出して見せつける。  臼井は案の定警察官だったかと思うが、少し違った。 「申し遅れました、私、宮内護衛本部・企画課の菊嶋旭(きくしまあさひ)と申します。」 「宮内護衛官?」 「形式上は警察庁の附属機関にあたりますので警察官と誤解されることも多いのですが、どちらかといえば皇宮省に距離が近い組織です。私はその企画課ーー通称、皇宮公安(こうぐうこうあん)と呼ばれる部署におります。」  臼井は勘繰った。公安と言えば、秘密警察の印象が強い。その宮内護衛官版だと思えば、皇宮省が抱える秘密を護るのが当然の職務と言えるだろう。例えば、願いが叶うという神器を守護し、その存在を秘匿するといった具合に。 「公安? だったらあの時、何でそう言ってくれなかったんですか? ちゃんと説明してくれれば、私だって頑なに逃げなかったのに。」  唯依は臼井の手を借りて立ち上がった。  菊嶋は手帳を仕舞う。 「確かに、貴女の言うとおりかもしれません。しかし、きちんと説明をするということは、あの鈴が、特別な神器であることを詳しく教えることになってしまう。それは、神器の秘密を守護すべしとする我々の職務に反している。だから、強引に迫るしかなかったのですが、貴女は既に鈴に秘められた力に魅了されていて、出来れば手放したくないと思っていた。それで、あのような格好となった訳です。」  菊嶋の言うことに矛盾はないように思われる。 「じゃあ、近江が現れた途端に逃げたのは何故だ」 「今般の皇宮省は、国防省との関係悪化を懸念しています。彼が纏っていた制服を見れば、国防省関係者だということは明らかでした。ここで下手にいざこざを起こせば、私の首だけでは足りない事態となる。それで、この一週間をあなた方の身辺調査に費やし、本日このように再訪したのです。」 「皇宮省と国防省が? 何でだ?」 「国防省が、正にその鈴を狙っているからです。国家国民の防衛を使命とする彼等が、あらゆる手段を検討するのは当然の職責とも言えますが、皇宮省の管理する宝物(ほうもつ)を軍事利用するなど有り得ない。それで我々は揉めている最中なのですが、如何せん省間の軋轢は良いとは言えません。」  雲が流れる。地上は様変わりしても、空変わらない。そうきっと、鈴が造られた太古の昔から。 「あなた方が、東京総合大学の学生であることは既に分かっています。山梨県の緑陽高校特進科のご出身で、今年から上京してお二人とも独り暮らしだとか。国防大の彼もまた、同校の同級生なのでしょう。」 「恐ろしいな、公安っていうのはよく聞くけど、そんなことまで調べ上げてしまうのか」 「ええ、ですから、逃げた所で無駄な足掻きです。分かったら、鈴を速やかに受け渡して頂きたい。」  臼井は、喉の先まで近江に渡したことを話してしまいそうになるが、思い至り、それを一旦飲み込んだ。 「ちょっと待ってくれ。素性まで明かしたんだから、その鈴のことについても話してくれないのか。何で皇宮公安が鈴を追ってるんだ。渡すのは、それからでも遅くないだろう?」  菊嶋は考えるように指を顎に当てて、そっと溜め息を漏らす。 「いいでしょう。あの鈴を鳴らしたのですから、鈴に選ばれた者と信じて、お話させて頂きます。」  菊嶋は知らない。臼井と唯依は既に別の人物から鈴について粗方の説明を受けてしまっている。 「あの鈴は、ニギツミノスズと呼ばれています」  そのため、それは答え合わせであり、復習の時間と言えた。 「この前、手放すことを拒んだのですから既にご存知でしょう。ニギツミノスズは、音を奏でることで願いが叶うと言われている。●本当は人を呼ぶ●三種の神器に並び立つ呪力を持つことから、『四種目の神器』と称する事情通も居るくらいです。故に、皇宮護衛官の手によって厳重に保管されていた。それが、先般、何者かによって盗まれてしまったのです。」  唯依は臼井の手を借りて立ち上がった。臼井は唯依の衣服に砂が着いているのに気付いて手で払うのだが、その掌が尻に触れたので、唯依に思いきし手をはたかれてしまう。その様子を見ていた菊嶋は、二人は『犯人』ではないだろうという目測がやはり正しいものだったと確信を強める。 「もちろん、我々はあなた方のような一般の大学生カップルが盗んだとは思っていません。宝物殿から、鈴のみが盗まれたことから、鈴の呪力を知っていた何者かによって犯行は行われたものと考えています。それこそ、特殊な訓練を受けた、軍事スパイのような存在によってね。」 「カップルじゃないですけど」  臼井は、菊嶋が暗に国防隊を指して言っていることに気が付いている。 「幸か不幸か、鈴が奪われたことで直ちに何かが起こる訳ではありません。鈴は、そう簡単には鳴らないからです。我々が調査した所、いくつかの条件があるらしく、条件が揃わねば鳴らないようになっているようなのです。つまり、作為的に鳴らすことが出来るようになるまでには、研究に相当な時間が必要です。何の因果かは分かりませんが、その研究が難航したために、鈴があなた方の手元に渡ったのでしょう。故に猶予はあるといえばあるのですが、再び鈴が犯人の手元に戻れば、取り戻すまでに解明が進んでしまうかもしれない。ひとたび自由にあの鈴を鳴らせるようになれば、どうなるか。願いが何でも叶うのです。」  唯依は、菊嶋の言外の意味を正確には理解出来ていなかった。確かに悪いことを企む人間に、何でも願いが叶うという滅茶苦茶な物を与えれば、大変なことになることは想像に容易い。だが、菊嶋の推測するように犯人が国防省関係者なのだとしたら、大きな問題ではないのではないかと思っていた。明確な目的があり、まともな公僕が管理しているのなら、菊嶋の言うことは杞憂なのではないかと。 「大きな力で、人は変わってしまう」  言葉を連ねたのは臼井だった。菊嶋の言いたいことが分かっていた。 「善良な人間が、力を手にして堕ちてしまうなんて寓話は、世の中にはごまんとある。仮に大義名分があって鈴を利用しようとしていたとしても、いつか人間の悪い心に遭い、悪用されることは必至だと。そう仰りたいんですね?」  菊嶋は、手を器にして指し伸ばした。 「分かってくれましたか。君は噂以上に聡明なようだ。そこまで理解できているのであれば、もちろん、お返し頂けますよね?」  臼井は思ったよりも小さめのその掌の手相を見たが、あいにく、そこに乗せるべきものを持ち合わせてはいない。  臼井は正直に述べた。鈴を近江に托したこと。鈴が警察に届いていないとすれば、近江が持っている筈だということを意味しているということも。 「そうですか、よりによって、国防大生の彼に、渡ってしまいましたか」  菊嶋は驚いてはいなかった。当然想定していたことなのだろう。しかしある種の確信を強めたようで、天に向けた掌を握り締めて、臼井に近江と連絡を取るよう促した。 「やはり、出ませんか」 「ええ。メッセージも送ってみてますけど、見てないみたいです。」 「無駄でしょう。我々も彼が国防大生と分かってから、コンタクトを取ろうとしましたが、消息が掴めていませんので。」  そう言うと菊嶋は、後ろを振り返り、人の気配がないことを確認する。 「臼井くん。折言って、あなたにお願いがあります。」  臼井は、菊嶋が一歩詰め寄って来たことに怯みつつも、その汗の匂いが思いの外不快でないものだったので、のけ反るまでには至らない。懐に入り込み、囁くように告げる菊嶋は、かつて見た映画の秘密警察さながらに俊敏だと思う。 「君に我々の『協力者』となって頂きたい」 「協力者?」 「ええ。近江晃は、今や我々にとって最重要の要注意人物となりました。このタイミングで、偶然とはいえ鈴を手にしていたあなた方に約一年ぶりの接触をして来たことを考えると、可能性が最も高いコネクションと言えます。ですので、是非とも協力を願いたい。」  菊嶋は、ひょっとすると囮捜査のようなものを依頼するかもしれないと言う。  臼井が即答を避けたくて吃っていると、側耳を立てていた唯依が、自身のスマホを菊嶋に呈示する。そこには、近江のLINEのトーク画面が映っている。 「なら、私も協力しますよ。晃とは、たまにLINEしてしましたから。」 「何だ、お前達、LINEするような仲だったのかよ」 「ええ。会ったのは陛下と同じ一年ぶりでしたけど、時たま連絡を取り合ってました。」 「なんだよ、何話してんだ見せろ」 「やめてください、セクハラですよ」 「見せられないようなセクシャルな話してるのか!?」 「そういうの聞くのも駄目です。とんだセクハラ陛下ですね。」  臼井と唯依のじゃれ合いを余所目に、菊嶋は手帳から一枚の名刺を取り出して、黒革を下敷きに臼井の眼前へ丁重に差し出した。臼井はぎこちなく受け取り、その文字を確かめる。『宮内護衛本部 警務部 企画課 菊嶋旭』とある。偽造防止のためだろう。十六菊家紋が透明なインクで印刷されているのが、指先で感じられる凹凸から分かる。  当然、唯依も貰えるものだと思って、正面に歩み寄り身構えるのだが、菊嶋は手帳を内ポケットへ早々に仕舞ってしまう。 「貴女は結構です」 「えっ?」 「貴女には、協力者となって貰うつもりはないと言っています」  聞き返す唯依は、意味が分からないという風に眉を潜めて、臼井と目を合わせる。臼井も菊嶋の真意が分からないので、首を捻る。 「これは国家の、ともすると命に係る重要な仕事だ。ですので、結構です。」 「意味が分かりません。晃を注視したいなら、私を協力者としない理由はないでしょう。だって陛下よりも、私の方が頻繁に連絡を取ってるんですから。」  唯依が食い下がると、菊嶋は見下すように唯依を見る。男性の平均身長よりは高い菊嶋は、女性の平均身長を大きく下回る唯依の頭頂部から足の指先までを一望して擲つように言う。 「あなたが女だからです。こういうものは男の仕事だ。女のあなたには任せられない。」 「なっ」  そう告げられた瞬間、唯依は何て時代錯誤な人間なのだろうと菊嶋を蔑む気持ちで一杯になった。同時に、こいつは嫌いだとも思う。  時に唯依はその低身長から、舐められているなと不快を感じる場面を、度々経験しているが、これほどまでにあからさまな女卑を表現されたことは初めてである。菊嶋のボディースーツの黒が、ヘドロのように濁った色に見える。 「そもそも、晃を疑っているみたいですけど、晃がどうして鈴を盗んで悪用するって言うんですか。もしかしたら、警察署へ行くのが面倒で、まだ手元に持ってるだけかもしれないじゃないですか。」  唯依は反発した。努めて鼻息を抑えたのだが、どこか言葉に棘がある。 「私もそれを望んではいるのですが、本人と連絡が取れないので、確かめようがないのです。組織の駒として動いているのか。はたまた、彼個人として企てがあるのか。前者だと、学生それも一年目の者にその任を与えるのは余りに無理があるので、後者の可能性を勘繰ってはいますが、仮にそうだとして、彼に一体どんな願いがあるのか。」  臼井は近江の願いと聞いて、心当たりがあったが、菊嶋に言うことはなかった。 「いずれにせよ、晃を悪者にしたがっているように感じます」 「そんなことはありませんが、連絡がつかないことを鑑みると、彼は躍起になって調べているのではないでしょうか。鈴を鳴らすための条件を。」 「その条件っていうのを、菊嶋さん方は分かっているんですか?」 「いいえ。条件は複数あるということと、その一つが、『季節が今の時期、春だということ』であることまでは分かっていますが、それまでです。」 「私、三回鳴らしたことがあるんですけど、よければ状況を教えてあげましょうか? 何か分かるかもしれませんよ。」 「いいえ。我々の目的は鈴を鳴らすことではありません。神器を奪還し、何人の手にも渡らぬよう永久に保管することです。余計なことだ。女は黙っていればよい。」  唯依は菊嶋を睨むが、菊嶋は超然として、視線を落として動かさない。 「とにもかくにも、晃に直接確かめないといけないと思います。そうですよね、陛下。」 「え? ああ。そうだな、何怒ってるんだお前」 「陛下はいいですね、能天気で」  結局その日、臼井は皇宮公安・菊嶋の『協力者』となり、四種目の神器・和萬乃鈴(ニギツミノスズ)の捜索に関与することとなった。  丁度大学の春休みを迎えた一学年の終わり、臼井と唯依は、姿を眩ませた旧友の近江の行方を追う。臼井のLINEに近江からの応答が来ることはない。だから臼井は思いもしない。唯依のLINEは、確かに動いていたのである。
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