青葉茂るその日まで~大切な人を想う時。~

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『遠くにあって鮮明に蘇るあの頃を、私は今でも思い出す。 彼は、いつも中心にいた。 私はそんな彼に対して、恋心を抱くようなことはなかったし、だからと言って、彼が人の輪の中心にいることを羨ましいと思うこともなかった。 ただ、彼はいつも中心にいた、その理由が知りたかった。 遠くにあって鮮明に蘇るあの頃を、今の私は少しの胸の痛みと共に思い出す。』  おじいちゃんにねだって買ってもらったノートパソコンのキーボードを、まさに叩くように文字を打ち込み始めた。  なんで俺がこんなことをしなきゃならないのかって、頭のどこかでは今でも思ってる。  だけど、なんだか消してはいけないもののような気がしたんだ。  誰かが誰かを大切に思うことに、年齢も性別も関係ないんだって、母さんが教えてくれたから。  母さんが泣いていた。  滅多に俺の前で泣かない母さんが泣いていた。  ドラマを観てる時とか、音楽を聞いて感動して泣くなんてのは除いて、母さんが何か理由があって本気で泣いてると感じるのは、クソ親父と離婚できた時以来、もう何年も見た覚えがない。  母さんは、俺が学校から帰ってきたのも気がつかないほどに、ただじっと前を見つめて、たくさんの涙を流していた。  母さんの目の前にあったのは、パソコンの画面から流れている動画だった。よく見ると、母さんはヘッドフォンをしてた。なるほど、ヘッドフォンをつけてるせいで動画の音が聞こえないのに、母さんの鼻をすする音だけ聞こえてきたから、何か起きたのかと思ってしまったんだな。  ……なんだ、母さんがマジで泣いてると思ったのに、俺の勘違いかよ。どうせ何かのドラマの追っかけ放送でも見て泣いてんだろう。  ホッとした気持ち半分、心配して存した気持ち半分になった俺は、母さんに声をかけずに自分の部屋に行くことにした。ドアを空けようとして体の向きを変えている最中に、母さんがじっと見てるパソコンの画面がはっきり見え、つい足を止めてしまった。  それは、何かの舞台の動画で、口の動き具合からみて、何か歌を歌っているみたいだ。  あ、そっか。母さんは仕事の動画を観ていたのか。今度の仕事は歌の人と一緒に演奏するんだろう。なるほどな。  母さんが言うところの、聞いてる側と演奏している側、両方の感情がリンクしすぎて音楽にのめり込んでしまうってヤツか。母さんの受け売りそのまんま言うと、音楽でも演技でも、演者さんの能力が高いと、人は理性が働くよりも先に感情に直接訴えかけられてしまうから、感動したと自覚するよりも先に涙が出てしまうことがあるんだって。  前に聞いたことがあるあの話かぁ、と一人で納得していると、急に母さんが振り返った。 「あれ?帰ってたの?」 「あ、うん。」 「ただいま、くらい言えば?」 「仕事のヤツ観てんだろ?」  なんて言ってみたけど、もしかしたら、母さんが観てた画面に俺が映りこんだのかもしれない。  結局、仕事の邪魔してしまったかな。 「アンタのそういうとこ、可愛くないよ。」 「息子が可愛くてたまるかよ。俺は誰かさんと違って仕事の邪魔するほどバカじゃないの、気遣いのできる心優しい人って呼んでくれる?」 「はいはい、おかえりなさいませ、お坊っちゃま。」 「へぇへぇ、ただいま帰りましたよ。」  10年くらい母子家庭やってると、母さんに反抗する気もなくなる。  まぁ、反抗しなくなった決定打が、母さんの 「反抗期かよ、だっせぇ!」 って言いながら爆笑した姿だったしな。  自分の子供の反抗期をダサいって言って笑い飛ばす親がこの世の中にいるとは、さすがに思いもしなかったから、俺のその気もすっかりなくなってしまった。  それに、母さんが仕事を掛け持ちしながら、俺を大学に行かせようと必死になってくれてるのを知ってると、反抗するのもバカらしくなる。  母さん曰く、クソ親父に養育費を踏み倒させないために、裁判所で離婚調停したんだから、いつでもクソ親父の給料差し押さえてやるために毎月スタンバってるとはいえ、肝心なお金が振り込まれなかった時に焦りたくないから、演奏の仕事以外にパートに出ることにしたんだそうだ。  朝早い時間のカフェと、コンビニの夕方や夜勤など、空き時間をフルに使って2つもパートに出てくれてる理由は、パート先が閉店しない保証がないからだと。  どんだけ不景気を体感してんだよって話だが、それでも小さい頃の俺のわがままを聞いて、母さんは音楽の仕事を辞めないでがんばってくれてるんだから、俺が何もやらないのはおかしいと思って、最近は晩ご飯を作るようになった。  本当はバイトに行こうとしたんだけど、高校生のうちは勉強しっかりやりなさいって、めっちゃ怒られたんだよな。  いろんな親がいるけど、こうやって俺としっかり向き合おうとしてくれてる分、きっと俺は幸せなんだろうな、たぶん。うちの親のことしか知らねぇけど。 「ねぇ、これ聞いてみてよ。」 「うん。」  母さんがヘッドフォンをはずし、スピーカーに切り替えた途端、部屋中の隅々にまでふわっと広がるようなその声は、どこまでも温もりを感じるその歌声は、耳だけではなく全身を温かく包むようなその歌声は、男性の声でも、優しさや繊細さを感じられる素敵な歌声の持ち主だなと思った。  俺が知ってる男性といえば、学校の先生以外だと、クソ親父の怒鳴り声だもんな。 「音楽のことはよくわかんねぇけど、この人そのものが優しい人なんだろうなってのはわかる。」 「どうしてそう思ったの?」 「うまく言えないんだけど、歌声があったかいなって思った。」 「そっかそっか、なるほどなるほど。」 「なんだよ?」 「もうすぐ彼の七回忌なの。」 「え?」  母さんの同級生に若いうちに亡くなった人がいるって、初めて知った。話の展開があまりに唐突に変わりすぎて、思わずテレビドラマでよく見るようなありきたりな反応になってしまった。  自分の親と同じくらいの年齢の人が亡くなるって、なんというか不思議な感じだ。  目の前にいる母親が急にこの世からいなくなるかもしれないなんて、今まで深く考えたことなかった。母さんと二人で暮らすようになった最初の頃は考えていたけれど、なんて考えていてふと、母さんと同じ大学に通ってた人って、テレビとかで観たことはあるが実際に会ったことないことに気がついた。  大学の時からの仲良しだっていうママ友さんがいたけど、ずいぶん前から会ってないなぁ。確か、母さんが離婚した前後くらいから会ってないんじゃないかな?  そういや、今まで、母さんは大学時代を振り返る時に決まって言ってたのは、『楽しかったけど二度とごめんだ』という言葉だった。  それがどういう意味かはわからなかったが、ようやく本当のことを聞くことができるようだ。 「もうすぐ大学受験でしょ?本当にやりたいことを仕事にするために大学に行くのかどうか、ちゃんと考えなさい?」 「なんでそんな話になるわけ?」 「今まで彼のことを話さなかったのは、可愛い愚息が大学に行きたくないって言ったら困るからよ。」 「息子を可愛いがるのか、へりくだるのか、どっちかにしろよ。ってか、ちゃんとやりたいことがあって大学に行くんですけど、ダメっすか?」 「ゲームを作りたいんでしょ?」 「そう!そのために、大学で勉強しときたいことがあるんだ。」 「……そこまで決めているのなら、彼のことを話してもいいかもね。」  その時の母さんの表情は、まるで子供向けのアニメに出てくる、半泣きの表情そのものだった。  あんなに大きな涙の塊が、目から落ちることなくたっぷりと溜まったままだ。  そうして、母さんは意を決したように話し始めた。  話す声も、時々涙で掠れながら、それでも持ち前の負けん気で涙がちょっとでもこぼれないようにと踏ん張ってた。  今まで聞いたことのある、母さんの大学時代の話は、いつも楽しそうなことばかりだった。  まさか、こんなにも色んな出来事があったとか、想像できなかった。  息子だからわかるけど、母さんは二度とこの話をしないだろう。  だけど、母さんと、パソコンから聞こえる歌声の主との思い出は、絶対に残すべきだと思った。  誰かに見せるかどうかは、母さんの許可がないとできないけど、とにかく書いてみることにした。 『彼と初めて出会ったのは、私が大学生の時だった。 ひょんなことから入部した吹奏楽部がきっかけで、音楽の世界で生きていこうなどという、世間から見れば心底甘い考えで大学を受験し、一年間の浪人生活を過ごしたのち、見事に第一希望の大学に入学『してしまった』のが、私の人生のピークだったのではないかと思う。 この国で一二を争う芸術大学に入学できた喜びに浸れたのは入学式の日だけで、翌日には早々に焦燥感と絶望感に襲われていた。今思うと、これ以上ないほど自暴自棄になりながら、それでも喰らいつこうと必死になっていた大学の四年間を過ごす、自分でもパワフルな四年間だったと思う。 けれど、当時の自分は、 「なぜこんな思いをしながら学校に来ているのだろう」 などと考えながら通学する毎日だった。 自分が決めた人生の選択だというのに。 そんな私とは違う電車の路線から通学し、途中の駅で合流して通っているうちの一人が、彼だった。 専攻が違うので、話すきっかけはなかったが、噂に聞く人だった。 彼は、別の大学で違う勉強をしてから、この大学に来た。 そのことを、口の悪い子は 「現役で入れないなんて格好悪い」 などと平気で言っていたが、それを聞かされているうちの何人が浪人生だと思ってるんだろう? 「そもそも、自分が極めたいと思っていることを学ぶために、みんなここにいるんじゃないの?」 そう何度も言葉に出そうになりながら、けれど浪人生活を送ってから入学してきた私には、何も言えなかった。 なぜか、負け犬と呼ばれている気がしたからだ。 そんなある日、彼と話すきっかけが突然やってきた。 それは入学式から一か月も経っていない、朝の電車の中だった。 滅多に空席の出ない路線だったが、たまたま空席ができて、空席になったのがたまたま私の隣で、彼がたまたま隣りの空席に座ったのだ。 「珍しく座れたよ!」 うん?と思った。 他の大学と違って、同じ大学の同じ学部にいる人をほぼ全員知っているような学校ではあるが、いきなり声を掛けられるとは思ってもみなかったからだ。 「管楽器でしょ?俺、前の大学で管楽器やってたから、ケースでわかるよ。」 「そうなの?」 「そうだよ、俺は前の大学も音大なの。知らなかった?」 「私が聞いたのとちょっと違ってビックリした。」 「あぁ、他の奴とごっちゃになっちゃったかな。」 芸術大学なんて、どこでも変わった経歴の人がいるものだ。 実際に、他の大学を卒業してから来た人は他にも何人もいたから、別段気にはしなかったが、本人が訂正するのだから、彼の話を聞いてみようと思った。 彼は別の音楽大学で管楽器を専攻し、その大学でやりたいことに出会ってしまったという。 「やりたいことって?」 「ミュージカル!」 その時の彼は、まさに太陽にも負けない、まばゆい輝きを放ったような眩しい笑顔だった。 「夢追い人」と呼ぶに相応しい人だと思った。 しかし、彼の夢にはひとつだけ問題があった。 「うちの大学さぁ…ミュージカルはダメって言われるんだよね…。」 「そうなの?」 「そうなんだよ。何せ、オペラとかクラシックじゃなきゃダメだ!って言われるから、俺がどうにかしなきゃいけない課題は先生なんだよね。」 「うーん…それは……どうしたらいいんだろう…?」 私はどうしたらいいのかわからなかった。 みんなみたいに小さい時から音楽の道に進むために暮らしてきたわけじゃないから、音楽の世界の通例というか、慣習というものを本当に知らないのだ。 だから、彼の夢をどうしたら円満に叶えることができるのか、私には皆目見当がつかなかった。 「そんなに悩まなくていいよ、俺の担当の先生は応援してくれてるから平気だよ。なんかごめんね?」 「ううん、そんな悩むなんて……私こそ、力になれなくてごめんね。」 これが、彼と初めて交わした会話だった。 この時は全く気がつかなかったが、彼が何故、初対面の私に夢の話を聞かせてくれたのかが疑問だった。 その理由は、数か月後に知ることとなる。』  ここまでとりあえず、思いつくままに一気に書いてみた。  歌声の主の名前をどうするか考えてなかったけど、とにかく書いてみた。  このまま、彼のままで書いちゃっていいんだろうか?何か名前を考える?『〇〇(仮名)』みたいなやつ。  さすがに本名のままってわけにはいかないからなぁ……名前って考えるの、けっこう難しいんだな。  けど、彼って呼ぶのがしっくりきちゃってるし、このまま書いてみよう。 『目新しいことばかりのキャンパスライフ。 一般的によく聞くそれと私の現実は、かけ離れるどころか、同じ国の中の大学の話には聞こえないほどの生活だった。 この苦しみを乗り越えなければ、自分の未来はない……そんなことばかり考えて、同級生に置いて行かれまいと必死に食らいつき、また芸大生らしくあろうとプライドにすがりついてみたりもしたが、芸術の世界は特に、努力したものにしか結果は出せないのだと思い知る頃には、季節は夏になっていた。 これから自分はどうすればいいのだろう? そんな風に悩みながらも、友達ができてくると少しずつ生活が変わっていった。』  ここで手が止まった。  さすがに、女性の登場人物まで名無しで書くのは限界がある。  何か考えよう……えーっと……実際の人と被ってなさそうな名前、と……こういう時、母さんの通ってた大学の卒業生や同級生は華々しく活躍している人が多いから、調べやすくて助かる。  そして、母さんの同級生の誰とも被ってなくて、差しさわりのない名前を思いついた。  よし、母さんが言ってたもう一人の登場人物を、『郁』って名前にしよう。 『中でも、弦楽器の郁は、お互いの家が近く、また家族構成が似ていたり、好きなものが似ていたりと、話がよく合ったので、自然と一緒にいる時間が増えた。 そんな友人たちのおかげで、私はなんとか脱落せずに学生生活を送っていた。 そうしているうちに、学園祭の準備が始まった。 音楽学部から模擬店の出店をするのは少しで、様々なコンサートを企画・出演するものばかりだった。 対して、美術学部は模擬店を出店したり作品の制作発表をしたりステージでの出し物をしたりと、本当に全力で楽しんでいた。 一見すると、やはり大学生はどこも変わらないと思われるかもしれないが、この学園祭があるおかげで、私たちは年度末まで突き進むことができるのだ。 彼は、美術学部の人と仲が良かった。 ミュージカルサークルに参加していたからだ。 しかし、このサークルに入ると、声楽の先生に怒られるのでは……という心配から、彼を敬遠する同級生が現れた。 そのことを、彼もわかっていた。 私は相変わらず、同じ電車に乗り合わせた彼と他愛ないことを話していた。 そんなに長い時間ではないけれど、学校につくまでの時間とか、彼と一緒になることがあれば話していた。 夢を叶えるためにきた大学で、先生から反対されながらもどうにか夢を叶えるようとする、ひたむきな彼を、私は尊敬していた。 とても眩しい存在だった。 しかし、ひとりでいる彼に話しかけようとすると、これがかなり難しい。 彼がひとりだとわかると、美術学部の人が、次から次へと彼に話しかけてくるからだ。 「本当に人気者だね……。」 驚いてそう言ったことがある。 彼が一度腰を下ろせば、そのまわりには10人くらい集まるなんてものの数分のことだ。 けれど、彼はそれを鼻にかけたりしない。ごく自然に、その場にいる人達と話している。 まるで太陽だ。 あまりに屈託のない笑顔で笑う彼は、太陽のように見えた。 そして、一緒にいる人達の笑顔を見ていると、太陽に向かって咲く真夏の向日葵が如く、彼を見て思い切り楽しそうに笑っている。 そしてそれは、やがて音楽学部にも同じ現象が起き始めた。 同じ声楽の人達が、学年など関係なく、彼と一緒にいる時間が増えたのだ。 私はそんな光景を見て、ホッとした気持ちになったが、同時に疑問も生まれた。 彼は何故、こんなにも人に囲まれているのだろう? 私は彼に思い切って話してみた。 「いつもまわりにたくさんの人がいるね。」 「そうかな?」 「そうだよ。」 「そうかなぁ……だとしたら、俺が自分のやりたいことを自分から言うからかな。」 「どういうこと?」 「自分の夢は声に出さなきゃ叶わないんだよ。いつもそう言ってる。みんなはどう思ってるかわからないけど、腹の探り合いとかしないで、楽しくやってかないと演奏も楽しくなんないからさ。そのうち、みんなもどんなことをしたいか話すようになって、みんなで考えてる感じかな?」 私は心から羨ましいと思った。 なんて素敵な環境で切磋琢磨しているのだろう。 負け犬、下手くそ等というレッテルを貼られてもなお、醜く足掻くしかできない私には、彼と彼の仲間が眩しくて、羨ましくて。 彼が私と話してくれることが奇跡なのだと思った。 惨めだった。 だけど、彼を妬むことは不思議となかった。 彼が私とは違う次元の人に見えたから、きっとそれが一番正しい理由だと思う。 大学生活二年目になっても、彼との関係はこのままずっと続いた。 時々、電車や学校でばったり会ったら少し話す。この時間が私にはとても癒されて楽しい時間だった。 しかし、それでも私は彼に恋心を抱くことなかった。 今でも自分で不思議だなと思うほどだ。 そして、彼には仲間が増え、私は友人だと思っていた郁とそのグループから距離を置かれた。 なぜ郁が私から徐々に距離を置いていったのかまったくわからず、話を聞いてもみたけれど、逆に、私が郁を無視したと言われた。 私は一人で郁とそのグループと話し合ったが、郁以外は誰も何の言葉も発しない。 ただ、郁は私に対して 「お前が先に無視したからだ、お前が悪い」 という、水掛け論をし始めたので、それならもういいと思った。 郁とのことに悩むよりも、私は学生だ。学業である音楽を学ぶ時間に使わねばと思った。 己の能力の低さはじゅうぶん心得ていた。だから、自分に合う方法を見つける必要があった。』  本当に、なんでこうなったのか母さんもよくわからないって言ってた。  女の子特有の気まぐれなのか、はたまた先が見えない不安でやってしまったのか。  大人になった時に、『色々あったねぇ』で笑えたらそれでいいんだって、母さんが月並みなことを言ってたけど、今の俺にはわかんない。  俺がまだ高校生だから?それとも男だから?わっかんねぇなぁ。そのうち、俺にもわかるようになるんだろうか?  とはいえ、ここで立ち止まっても何も変わらないわけだし、気持ちを切り替えるために、思い切り背伸びをして、また続きを書き始めた。
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