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「……っも、部屋……帰る…」
目がぐるぐる回るかと思うほど息切れが激しい。何故こんなにも強く心臓が高鳴ってしまうのか、理解出来なかった。
もう言葉では表しきれないほどの様々な感情が入り乱れてしまって、少し整理をしたかった。
暴れると解放される。ドアに向かって歩いていくと、腕を掴まれる。
「何も気にしなくて大丈夫だぞ?」
そんな、見透かされたかのような目で見ないで欲しい。
自分でもおかしい、と思うくらいにフラフラだった。
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