日常 var.ima

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朝学習っていっても、学校が始まったなばかりだからか、真剣にやってる者は少ない。 俺は周りに友達がいないから、単語帳でも開いておく。 隣の奴休みかな、と思っていたら後ろの扉が開く音がした。 来たかな。 案の定そいつは俺の隣の席に近づき、鞄を机に置いて座る。 横を見ると、そいつは黒の細いフレームの眼鏡を掛けていた。 横顔しか見えないが、多分顔は悪くない。 全体的に「黒」って感じ。 「何」 低いけど、透き通っている声だった。 「え、あぁ、遅かったからさ。なんかあったのかと思って、、」 「いや、そんなんじゃない」 あ、そう。 遅れて来た理由は述べずに、鞄の中から筆記用具などを出す。 クール、なのか?
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