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エミアさんは10分ぐらいで着くと教えてくれた。
「ついたよ」とジルさんの声、意識が戻ってくる感覚を覚えた。
寝ていたみたい。
ありがとうございましたとジルさんに伝え、馬車から降りる。
ジスさんが操縦する馬車を見送り、図書館のほうに振り向いた。
そこには、立派なバロック建築の建物が建っていた。
「大きい...」
「そうでしょう?お暇をもらったら絶対にここに来るの。私が行ける世界の中で一番大きい図書館はここだからね。」
ロートアイアンの門扉は大きく開いていて、門扉の縦は高いところで約2.5m、横は約4mぐらいだ。
柱に向かって高さは減っていって、柱は太く、高さは2mぐらいだ。
その柱の横にもロートアイアンのフェンスは続いている。
その門扉をくぐると、淡い水色の屋根に、真っ白でアーチ形の観音開き窓がたくさんついている壁と、大きな入口の前には、横に広く三段ほどの階段があり、その手前でコンクリートの道は丸い三角のようにUターンして、また同じ道に戻っている。
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