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どうやらエミアさんは慣れていてまぶしいとは思わないらしく、まぶしがっている僕を見て、おかしくて笑っていたらしい。
エミアさんは軽く笑いながらも世界史の本があるところまで案内してくれた。
世界史コーナーについてからエミアさんと別れた。
分厚い本がたくさん並んでいて、棚ごとに世界が分けられているようで、並び順は奥に行くにつれ近代の歴史になっているみたい。
実は、この世界の名前は「ザベット」というらしい。
こっそりと新刊としてチラシが張られていた。
僕は先に住んでいた町を調べようと、スタッフさんに聞いてみたけれど、わからないといわれた。
しかたないや。この世界について調べよう。
文字は僕がお父さんに昔教えてもらった字だった。
たくさんの棚の中からこの世界の名前を探しだして、その棚にあった本を手前から読んでいった。
ザベットの世界は、貧富の差が激しい世界の一つで、国により風景が全く違うらしく、それは先進国か否かによるらしい。
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