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『何で良平がそこにいるんだよ』
「僕がお腹すいたから」
『答えになってねぇ』
「ん? お姉さんの手料理が食べたかったから」
良平君、そういうことじゃないから~!!
「悠一聞いて」
『随分と近くから声がするじゃないか』
「それは」
「それはね、僕がお姉さんを後ろから抱きしめているからだよ」
な、何てことをバラしているの~!?
「これからふたりでオムライスを食べるんだ。兄貴も来る?」
『……』
手が汚れているのも構わず良平君からスマホを取り返した。
「悠一!」
しかしすでに時遅し。通話は切られていた。
私はその場に座り込んでしまう。すると良平君も隣で膝を抱えて座った。
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