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――…次の日の朝、スズメの鳴き声で目を覚ました。
「ん…?ふわぁ~…。あっ、昨日あの後そのまま寝ちゃったんだっけ」
クリスティーナはベッドから起き上がると侍女のメアリーと共に身支度を整えてから朝食を軽く済ませて、行ってきますと皆に声を掛けてから玄関を開けるとカルロが馬車の所で待っていた。
「おはようございます、クリスティーナ様。一緒に学園に行きましょう」
「あ、有難う御座います。律儀なんですね」
「婚約者として当然の事ですよ」
カルロは紳士の如くクリスティーナをエスコートした。
馬車に乗り込むとクリスティーナの隣にカルロが腰掛けた。
…一緒に登校する事になるだなんて…。ドキドキしてしまいますわ)
そう心の中で思えば、馬車の窓から風景を眺めた。
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