第二章 リュミエル学園

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(心:カルロ様って堂々と見せ付けたいと思うタイプなのかしら?) クリスティーナは心の中でそう思った。 クリスティーナはティファ先生の話を聞いてる時は一応、婚約者であるカルロを無視しとこうと決めた。 休み時間になるとクリスティーナの周りには女子生徒と男子生徒が押し寄せて来た。 「クリスティーナさんは公爵家の生まれでお父君が宰相をしてるとか」 「はい。お父様は王様の右腕と呼ばれる方ですし、憧れるのも分かる気がします」 「クリスティーナさんはカルロ様とどういう関係なんですの?」 ある女子生徒が訊ねてきた。 「ティーナは僕の婚約者だよ」 「か、カルロ様//⁉」 カルロはクリスティーナの肩を引き寄せ抱き締めた。
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