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(心:カルロ様って堂々と見せ付けたいと思うタイプなのかしら?)
クリスティーナは心の中でそう思った。
クリスティーナはティファ先生の話を聞いてる時は一応、婚約者であるカルロを無視しとこうと決めた。
休み時間になるとクリスティーナの周りには女子生徒と男子生徒が押し寄せて来た。
「クリスティーナさんは公爵家の生まれでお父君が宰相をしてるとか」
「はい。お父様は王様の右腕と呼ばれる方ですし、憧れるのも分かる気がします」
「クリスティーナさんはカルロ様とどういう関係なんですの?」
ある女子生徒が訊ねてきた。
「ティーナは僕の婚約者だよ」
「か、カルロ様//⁉」
カルロはクリスティーナの肩を引き寄せ抱き締めた。
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