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人に聞いてクリスティーナはようやく図書室に辿り着いた。
(まさか遠いところにあるとは…カルロ様に頼んで連れて来て貰うんでした)
クリスティーナはハァ…と溜息を吐いてから図書室に入っていた。
空いてる席に腰掛けるとテーブルに教科書とノート筆記用具を置いて勉強を始めた。周りの人は静かに本を読んで居るが、一部の男子はクリスティーナを見て口笛を吹いていた。
(…口笛を吹いてる方が居る。やっぱりカルロ様の元に戻ろうかな…)
そう心の中で思うと勉強道具を持って図書室から出ようとしたが、その口笛を吹いていた男子が通行を妨害した。
「ねぇ、彼女一人ぃ?よければ俺達と遊ばない?」
「結構です!私にナンパは通用しません」
クリスティーナはきっぱりと断り、その男子を押し退けて図書室から足早に教室に戻っていった。
教室に戻るとクリスティーナはレイラに教科書を返してからカルロの隣の席に戻り机に突っ伏していた。
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