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「おお、そうですね。では、私がお爺様と父様に連絡しときますね。私の父はギルドマスターなので」
「え、ちょ…」
そう言うとリタ先生はクリスティーナの制止を聞かずにサッサと行ってしまった。
「…行っちゃった。リタ先生っていつもあんな感じなの?」
「毎回こんな感じかな…。私もあの人を良く知らないし」
クリスティーナがそう言うと未央奈が来てそう答えた。
「ところで今日、クリスティーナ様のお宅に遊びに行っても宜しいでしょうか?」
「別に構いませんが…」
クリスティーナがそう答えると未央奈は抱き着いてきた。
「きゃッ!?」
「クリスティーナ様、いい匂いですね」
「あ、薔薇の香水を少量つけてるせいかも」
未央奈がクリスティーナの匂いを嗅いでいればクリスティーナはふと思った事を述べた。
「それって魔力の量の匂いかもしれないよ。人それぞれで魔力の量は違うし」
ケイトがそう言うと他の皆も成程と納得した。
「とりあえずティーナの魔力量はギルドに行けば分かる事ですしリタ先生の連絡を待ちましょうか」
カルロがそう言った数分後にリタ先生から連絡が入り、クリスティーナ達は学校を出て城下町にあるギルドに向かって行った。
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