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「確かに楽しそうでしたわ。それと私達はそろそろ帰りますし、クリスティーナ様、カルロ様、フィスカル様、ごきげんよう」
未央奈は淑女らしく優雅にお辞儀して、ケイト達もお辞儀をしてから自分達の家に帰っていった。
「ふむ。楽しそう子達だね」
「クラスメイトですし。未央奈さんとは友人になれました」
「一方的にティーナに寄って来ていたように見えましたが、ティーナが気にしてないようですので僕もよく見ていようと思います」
クリスティーナが父に言うとその後からカルロが校門付近や教室での事をフィスカルにそう言った。
「そうなのかい?では、よくその子をよく監視しないとね」
「いえ…それ程大げさに言わなくても大丈夫ですよ。私はあの子に危害を加えたりしないですし」
フィスカルがそう言うとクリスティーナは首を横に振りそう言った。
「それに明日はギルドに行って仕事を探すのです。所謂社会科見学みたいなものですね」
「ギルドに?」
クリスティーナが言うとフィスカルは目をぱちぱちした。
「ティーナの魔力量を測りに行ったのですよ」
カルロがフィスカルの問いに答えた。
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