第四章 ギルド

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「そうだったのか。で、クリスティーナの魔力はどれくらいなんだい?」 フィスカルがその話にくい付いた。 「そうですね…炎属性、水属性、風属性、雷属性、光属性の相性が良かったので魔力は僕以上だと思います」 「そうか。やはりアリシアの魔力の多さと同じなのか」 「アリシア様もティーナと同じだったんですか?」 カルロが訊ねるとフィスカルはコクリと頷き 「ああ。アリシアもクリスティーナの魔力と同じなのだよ。属性は多少違うが…な」 フィスカルがそう言うと今度はクリスティーナの方が目をぱちくりした。 「お母様も五つの属性を持っていたんですね」 「遺伝なのかな?もしかしなくてもだけどね」 クリスティーナがそう言うとカルロも納得したのだった。 「さてと、僕もそろそろお暇します。父にギルドに入った事を報告しないといけませんし。ティーナ、明日も朝迎えに来ますね」 そう言うとフィスカルに一礼してクリスティーナの右手口付けてからカルロはグラヴィス家の屋敷に帰っていった。
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