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「失礼します。お呼びでしょうか、お父様」
クリスティーナは中に入ると父に一礼をして父の前にプラチナブロンドの髪でサファイアブルーの瞳をした青年が居たのが見え、その青年はクリスティーナを見るとニコッと微笑んだ。
(…誰かしら?初めて見る方よね)
クリスティーナはどうもとその青年にお辞儀した。不思議な印象を持つ青年を見て軽く首を傾げた。
「クリスティーナ、紹介しよう。彼はカルロ・K・グラヴィス。グラヴィス家の嫡男だ」
「グラヴィス家…?」
「グラヴィス家はうちと同じ公爵家で陛下からの信頼も厚くこの国の警備も担っている」
彼―…カルロをクリスティーナは驚きの表情をして見た。
端正に整えられた顔は素敵で騎士を輩出している名家の出身である事に驚いたのだ。
(そんなに凄い方なんですか⁉)
クリスティーナが見詰めているとカルロは立ち上がり紳士のようにお辞儀をして挨拶した。
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