だるだるその1〜編入生〜

11/11
前へ
/51ページ
次へ
「おいグレン。起きてんだろ」 「んー。まぁな。」 今は放課後。SHRが終わり、生徒らは完全下校した。外に人が居ないことは確認済み。そしてグレンは放課後らへんにルウシェに締められたようだった。 いつもとは違った雰囲気を出すグレン。 完全に世界最強モードになったようだ。 「で、何?俺を呼びたして。風帝が呼び出したんだから、理由はあるだろ?」 はぁ…風帝ってよぶなよ。 まぁいいか。だるいし 「…明日の使い魔召喚、どうするんだ?」 実は、明日は使い魔と魔武器召喚。使い魔召喚は魔力の質できまる。グレンは世界最強と言われることもあり、魔力の質もかなり高い。だから、加減しようにもできないのだ。 …加減のやり方知っているのは秘密。 「あー。そうだな。変身して来てもらってもいいけど、そうしたらバレるかも知れないからなー。」 確かに、今日編入生が入ってきた事で、バレやすくなっている。1人は勇者、もう1人は少し神の血をひいている。こいつらが気付かなくとも、召喚した使い魔は気づくだろう。 「新たに召喚はしないのか?」 「…それも考えてる。まぁ、使い魔に相談してから決めるよ。」 「…そうか。話はこれだけだ。帰っていいぞ」 「ん。じゃあな。」 グレンが出ていくのを見届け、明日の事を考えたら、だるくなった。
/51ページ

最初のコメントを投稿しよう!

113人が本棚に入れています
本棚に追加