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「おいグレン。起きてんだろ」
「んー。まぁな。」
今は放課後。SHRが終わり、生徒らは完全下校した。外に人が居ないことは確認済み。そしてグレンは放課後らへんにルウシェに締められたようだった。
いつもとは違った雰囲気を出すグレン。
完全に世界最強モードになったようだ。
「で、何?俺を呼びたして。風帝が呼び出したんだから、理由はあるだろ?」
はぁ…風帝ってよぶなよ。
まぁいいか。だるいし
「…明日の使い魔召喚、どうするんだ?」
実は、明日は使い魔と魔武器召喚。使い魔召喚は魔力の質できまる。グレンは世界最強と言われることもあり、魔力の質もかなり高い。だから、加減しようにもできないのだ。
…加減のやり方知っているのは秘密。
「あー。そうだな。変身して来てもらってもいいけど、そうしたらバレるかも知れないからなー。」
確かに、今日編入生が入ってきた事で、バレやすくなっている。1人は勇者、もう1人は少し神の血をひいている。こいつらが気付かなくとも、召喚した使い魔は気づくだろう。
「新たに召喚はしないのか?」
「…それも考えてる。まぁ、使い魔に相談してから決めるよ。」
「…そうか。話はこれだけだ。帰っていいぞ」
「ん。じゃあな。」
グレンが出ていくのを見届け、明日の事を考えたら、だるくなった。
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