悪役令嬢はパン屋を開店した

6/11
前へ
/11ページ
次へ
6.パン屋をお休みにして例の女性の素性を調べる 私は目を覚ますと早速、例の女性の素性を調べるために 例の女性をまずは見つけることにします。 外に出ると私は例の女性を探す事にした。 一体どこにいるのかしらね。 例の女性がなかなか見つからない。 探すといっても難しいわね。 困ったわね。 どうしようかしらね。 とりあえず、お店に行ってみようかしらね。 お店に行くと例の女性を発見する。 尾行することにしましょう。 例の女性が歩き出すと私は見つからないように歩き出す。 どこに向かっているのかな。 私は見つからないように歩いている。 例の女性がこっちに振り向いた。 私はすぐさま隠れることにする。 危うく見つかるとこだった。 例の女性は再び歩き出す。 私も見つからないように歩き出す。 それにしてもどこに向かっているのかな。 私は例の女性の素性を探る必要がある。 どうしても気になっている。 どこまで歩くつもりなのかしらね。 例の女性が立ち止まった。 私はすぐさま隠れる。 例の女性は何をしているのだろうか。 そういえば、ここって私の住んでいる家の近くじゃない。 もしかして例の女性は私の事を探しているのかしらね。 例の女性のところに行くべきなのか、それともやめるべきなのか。 私は正直なところ迷っている。 やっぱり、ここは尾行を続ける事にした。 例の女性は立ち止まったままだった。 動いてくれないと尾行ができない。 果たしてどうするべきなのかしらね。 例の女性がこちらに来ている。 そうしていると例の女性が 「パン屋の店主さん、尾行しているのでしょ、出てらっしゃい」 私が尾行しているのがバレていたのね。 仕方がないわね、素直に出ていこうかしらね。 「尾行していたわよ、ごめんなさいね」 「どうして尾行していたの?」 「貴方の素性を知りたくて……」 「そういう事だったのね」 例の女性はいきなり髪の毛に手を伸ばすと何かを外した。 どういうこと? 例の女性の雰囲気が変わった。 それにまるで私に似ている。 もしかして本当に私の母親だったの? そんなわけないわよね。 いい機会だから私は改めて直接聞く事にした。 「貴方は本当に私の母親なの?」 「………………」 例の女性は黙っている。 なかなかお話をしてくれない。 どうしたらいいのかしらね。 「なんで黙っているの? お願いお話してよ」 「わかったわ、正直にお話します」 「は、はい」 私は覚悟を決めて聞く事にした。 「貴方の母親よ、これで満足したの?」 「…………今までどこに行っていたの?」 「私だって貴女の事を見捨てたわけじゃないのよ」 「それはわかるけど……」 私はどうしていいのかがわからない。 なんて言えばいいのかな。 「貴方は私が母親だとわかったわ、パン屋の経営はやめるの?」 「パン屋の経営はやめない、これからも続けていくわよ」 「そう、それならいいわ」 「お願いがあるの、パン屋を手伝ってほしいの、ダメかな?」 母親は黙っている。 私も黙っている。 そうしていると母親が 「どうしても手伝ってほしいの?」 「う、うん、手伝ってほしい」 「しょうがない子ね、手伝ってあげるわ」 「あ、ありがとうございます」 私はとても嬉しく感じた。 これで母親と一緒にパン屋を経営できるわね。 私は母親と一緒に家に帰ることにした。 家に着くと母親と中に入る。 「こんな立派なとこに住んじゃって」 「私も頑張っているのよ」 「それじゃ、今日からここに住まわせてもらうわ」 「これからお願いします」 私と母親はここで一緒に住んでパン屋も一緒に経営できる。 こんな幸せの事はきっとないはずだと感じた。 今日は本当にいい夢が見れるような気がする。 私と母親は隣同士で横になると目を閉じて眠ることにした。 良い夢が見れますように……。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加