南雲と言う人物

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助手席の結城は時計を確認し 『13時か。磐越西線で郡山まで出て郡山駅から新幹線で帰ろうか。21時22時には太海に着けるかも。』 運転席に座って運転中の野間口は 『もう少し楽しみたかったけど帰るか。それじゃ車を会津若松駅のレンタカー屋に返しに行こう。』 結城は 『磐越西線で郡山駅まででて東北新幹線に乗るか、また東武線で帰るか。二つに一つ。』 野間口は 『それじゃ帰りは磐越西線に乗って郡山駅に出ようよ。』 結城は 『了解。それじゃ郡山駅で駅弁買って新幹線で食うか。』 野間口は 『少しでも電車の旅気分を味わおう。東京に着いたら居酒屋で飲むか。』 結城は 『いいね、東京に着いたら飲もうか。時間があればだけど。』 野間口は 『そう言えば来る時に会津若松駅で何気に時刻表を見たら磐越西線って一時間に一本は出てるよな。』 結城 『安房鴨川駅からの内房線は時間帯によっては二時間に一本って時間帯もあるのにな。そうだ、大門に大至急調べてほしい事が出来たんだ。今、電話しておくか。』 結城は大門に連絡を入れた。 二人は会津若松駅にレンタカーを返却し磐越西線で郡山駅まで行き、東北新幹線で東京に向かった。 ……………… 東京駅 結城は 『どうする?どこかで飲んで行くのか?』 野間口は 『蘇我駅の周辺で飲んで行くか?』 結城は 『蘇我駅周辺なら総武線快速に乗って蘇我に行こうか。で、蘇我から特急わかしお号に乗って安房鴨川駅に行けばいい。』 野間口は 『よし、決まりだな。』 結城はポケットからスマホを取り出して 『敬子に電話しておかなきゃな。』 二人は総武線快速の東京駅発上総一ノ宮駅行きに乗車した。
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