二人目の嫁

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その途中敬子は 『調べてくれるならよかったじゃん。』 助手席に座ってる結城は 『事務で訳言ったら教頭先生が出てきてくれてさ。あとは連絡待ち。』 中学校に到着し結城は事務に向かい挨拶をすると女性が対応した。 『ごめんください………』 『はい、どちら様でしょう………』 『すみません、実は………』 結城は事務の女性に理由を言うと 『少々お待ち下さい。』 そう結城に言うと事務の女性はどこかに連絡を入れた。 暫くすると年上らしき男性が結城の前に現れた。結城は名刺を用意し渡すと、その男性も結城に名刺を渡した。 結城はもらった名刺を見ると校長と書かれていた。 『校長先生でしたか。』 校長は 『今日はどの様なご用件で?』 『実はこの写真の………』 結城は南雲の件を校長に伝えると 『そうですか………わかりました。私達も調べてみます。わかり次第連絡入れますね。』 結城は校長に会釈し、そのまま駐車場に向かい野間口が運転する車の助手席に座った。 後部座席に座ってる敬子は 『どうだった?』 結城は 『校長先生が出てきてくれてさ、調べてわかり次第連絡してくれるって。』 敬子は自分の手で結城の手を軽く握り 『よかったじゃん。』 結城は 『うん、これで捜査が進展してくれればいいんだけどね。』 敬子は笑顔で 『進展するよ。大丈夫だよ。』 野間口は 『この後はどうするんだ?』 結城は 『近くの商店街で聴き込みしようかと思ってる。ただ、だいぶ前だから覚えてる人がいるかどうか………』 野間口は 『ここからがドブ板捜査か。やるだけやってみようか。』 結城はカーナビで近くの商店街を探し 『ここの商店街に行ってみようか。』 野間口は結城の指示した商店街に向かった。 ……………… 近くの商店街に到着し野間口は 『止めるところないからコインパーキングに止めようか。』 野間口は車をコインパーキングに止めた。 結城は車から降り 『一人で行ってくるから待ってて。』
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