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姉は昨日と同じ格好で現れた。 そしてやっぱり何かを訴える。 しかし昨日俺に伝わらなかったのがわかったのか今度は映像を俺の中に流してきた。 そこはどこかの山だった。自然豊かな温泉街みたいな感じで夜空を見上げると満点の星空が広がっていた。すごくきれいだ。 ここになにかあるのか?再び姉を見るとゼエゼエと肩で息をしていた。相当エネルギーを使うのか……あんまり無茶しないでほしい。 俺が見ていることに気づくと姉は今度歩くジェスチャーをした。 「ここに行けってことなのか?」 正解だったようで"うんうん"と笑顔で頷いた。しかしここがどこだかわからない。ただ見覚えがあるので恐らく行ったことがある場所だ 「姉ちゃん、ここはどこなの?」 姉ちゃんが再び何かを伝えようとした時、また光がさし、気がつくとベッドで寝ていた。
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