精霊舟
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「墓参りだけしたら帰るつもりたい…」 「明日は精霊流しばい。それまでおったら良かったい」 私は頷き、 「考えとくたい」 そう答えるとまた海に視線を移した。 「墓参りにでも行かんと会えんもんね…」 和子小母さんはそう言うと手を挙げて家の方へと路地を入って行った。 私はそれを目で追うと、また海を見た。 この町の海の香りは昔と少しも変わらなかった。
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