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なぜ、トラックに?
目隠しをしたオレは、ちゃんアミに手を引かれ、言われるがままについて行った。
「ワクワクが、止まらないよ。ちゃんアミ!」
「そうよ、魔法の国は、刺激に満ちているのよ!」
「嬉しいよ、ちゃんアミ!」
オレは、人生史上、最高に興奮していた。
ニートしてて、良かった。課金してて、良かった。アミちゃん、ありがとう!
バタン
扉が、閉まる音がした。
「ん? トラックっぽい音だね、ちゃんアミ」
だが、オレの右手から、ちゃんアミの温もりは、いつの間にかなくなっていた。
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