なぜ、トラックに?

1/1
前へ
/7ページ
次へ

なぜ、トラックに?

目隠しをしたオレは、ちゃんアミに手を引かれ、言われるがままについて行った。 「ワクワクが、止まらないよ。ちゃんアミ!」 「そうよ、魔法の国は、刺激に満ちているのよ!」 「嬉しいよ、ちゃんアミ!」 オレは、人生史上、最高に興奮していた。 ニートしてて、良かった。課金してて、良かった。アミちゃん、ありがとう! バタン 扉が、閉まる音がした。 「ん? トラックっぽい音だね、ちゃんアミ」 だが、オレの右手から、ちゃんアミの温もりは、いつの間にかなくなっていた。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加