魔闘士さまは非番の時にいつもイチャついている7~サワークリーム・ラブ~

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「どこに置こうか、ヴァフィラ」 「あぁ、キッチンの方へ頼む」  背の高い、たくましい男。  年のころは、俺よりちょっと上か。  山ほどのジャガイモを軽々と運ぶその腕には、しっかりとした筋肉が盛り上がっている。  日に焼け、明るく健康的な印象をいくぶん和らげているのは、長く伸ばした波打つ髪のせいか。  誰だ、こいつは。  キッチンへと消えた二人に、ルドーニの心はざわついていた。
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