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ある年の夏、何カ月も雨が降らず、暑い日が続き、そのうち沼のまわりにある草が枯れ始めました。草が枯れると、草の葉や花や実や根を食べて生活している虫たちは、いなくなってしまいます。虫がいなくなると、虫を食べて生活しているカエルや魚たちは、おなかがペコペコです。
大人のカエルや地面をはうことができるイワナたちは、すぐ隣にある大きな沼に引っ越していきました。大きな沼には、いくつかの谷川が流れ込んでいて、エサになる虫を探せそうな場所がいっぱいあるからです。
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