HAPPY×∞ BIRTHDAY PARTY🎂

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僕はアルコールがあまり強くないため、つい最近も大失態を犯し、猛反省したばかりだというのに。 ...またしても、やってしまった。 一体どうやってここまで、帰ってきたんだろう。 確実に皆に迷惑をかけてるよな、コレ。 申し訳無さすぎる...。 窓からは明るい太陽の光が差していて、あまりの眩しさに、今はもう朝なのだと知った。 のそりと起き上がろうとしたら、体が思うように動かない。 まさかこれ、筋肉痛っ!? ...どんだけ全力で演奏したんだよ、昨日の僕。 心底げんなりしていたら、スマホのグループにメッセージが届いた。 蛇塚くんからだ。 『昨日の写真、よく撮れていたのを何枚か送っておくね!』 僕よりもずっと年下なはずなのに、そのマメさに頭が下がる。 ...ホスト役を丸投げして、更にはご迷惑をお掛けしてごめんなさい。 心の中で謝罪の言葉を述べながら、画面をスクロールさせ、下げていく。 画面には楽しそうに歌う僕と臣くんの写真だとか、全力でタンバリンを叩く牧田さんの写真などが写し出され、自然と頬の筋肉が揺るんだ。 そして現れた、動画。 何だろうと不思議に思いながらも、再生のボタンを押した。 そこには顔色ひとつ変える事なく、真顔で淡々と、戦隊ヒーローの歴史を語る臣くんの姿。 そして時折ぷくくと笑う、蛇塚くんの声も入っている。 そうか...、そういう事か。 僕は先に酔っぱらってしまっていたから、気付かなかっただけで。 ...そう。 臣くんはただ顔に出にくいというだけで実は、酒に酔っていたのだ。 でなければこのネタがわかる人間以外に延々とこんな話、あの臣くんはしないはずだから。 「...アルコール、恐ろしいな。」 更に画面を、下へ下へと下げていき、ブフォッと思いっきり、噴き出した。 36bada1e-bfd6-45fc-9625-43f83bc997c5 「はは...、ホントにいたんだな。  これを、つけたがるヤツ。」 渇いた笑いが、口から溢れた。                            【おちまい。】
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