第1話 はじまり✔︎

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第1話 はじまり✔︎

 下半身が何やら気持ち悪い。クネクネと動く物が、肛門を出入りしているのを感じる。異常を感じて目を覚ますと、車の天井が見えた。  瞼が重く、頭に(もや)がかかったようにハッキリしない。身体を起こそうとして、両手が何かで縛られている事に気付いた。犬用の皮製リードだ。車の後部座席を倒して平らになったカーゴルームに仰向けに寝かされ、リアハッチダンパーに縛られていて…動けない。  両足も動かない。見ると、前の座席のヘッドレストに足首を縛り付けられ、足の間に男が座っていた。  朦朧とする意識の中で必死に男の記憶をさらう。40代後半で、背は僕と同じ170cmほどだが筋肉質でガッシリした体型。僕がこの春から住み込みで働き始めた、犬の訓練所の所長だ。  さっきまで訓練所に居て…手伝いが要るから付いて来いと言われ、コーヒーを飲んで送迎用ワゴン車で待つよう言われたのを思い出した。  再び眠りに落ちそうな眠気を何とか払いながら、足の間に居る所長に声を掛けた。 「…所長……こ…れは…?」  声がかすれる。その間もずっと肛門のあたりに、グニグニとした違和感が続いている。逃れようと腰を反らすと、所長がドッシと僕の上にのしかかって来た。 「(まこと)君、目ぇ覚めたんか。もうちょっと覚めへん方が良かったのになぁ。まぁ、ええわ。瞬間の顔が見れた方がワシは好っきゃ」  関西弁でそう言うと、熱く滑る物を僕の肛門に押し当てた。ようやく頭が動き始め、服がはだけられ、縛られ、所長にのしかかられ…今、自分がレイプされかかっているのだとやっと理解した。が、理解出来た時には手遅れだった。  ローションか何かを塗られたのか、濡れて気持ちが悪い下半身に、ズルッと肛門括約筋を押し広げて所長が体内に侵入して来る。覚えのある感覚…… 「い…嫌…所長…やめ……」  全力で侵入を阻止しようと身をよじるも、縛られているから限界がある。さらに僕より20kgほど重い男に押さえ込まれては、ほとんど動く事なんて出来ない。 「抵抗しても体力使うだけやで? ワシも歳やから、ちょっとやったらすぐ終わるから。誠君もウブそうに見えて後ろ初めてやないみたいやし、若いんやから溜まってるやろ? 女の子やないんやから妊娠するわけやなし、スポーツやとでも思いなさい」  無茶苦茶な事を言いながら、ズブズブと熱い塊をゆっくりと押し進めて来る。酷い便秘のような感覚で、苦しさで息が出来ない。僕は手首に巻き付いているリードに捕まって耐えるので精一杯だった。 d9f3de62-14c2-428e-8352-9c6327bd5cf1 「はっ…はっ…はぁ…っ…」  何とか浅い呼吸で酸素をかき集めて耐えていると、耳元で所長が囁いた。 「さぁ、全部入ったで。誠君は可愛いなぁ。こんな可愛い子が新入社員で、ワシはめちゃめちゃ嬉しい。誠君が善がって乱れる姿を早く見てみたいなぁ。その為には、まずは経験を積んでもらわんとな。さぁ、動くで…力抜いとかんと痛いで」  そう言うと、所長は腰をゆっくりと動かし始めた。体内から出て行く時は、強い排泄感に襲われゾクゾクする。しかしまた酷い圧迫と共にそれは押し入ってきた。 「あぁ…あ…っ……」  気持ち悪い、吐き気がする。今すぐ僕の中から出ていけ、僕の上から退け…  声を荒げると車の外の誰かが気付いてくれるかもしれない。 「やめ……所長…やめてくださ…っ…⁈」  大きな声を出すと、所長はニヤニヤと黄色い歯を見せて笑った。車のドアをガチャリと開けると、そこには広大な草原が広がっていた。春の爽やかな風と若草の匂いが車内にも充満する。 「ここは訓練所から20分くらい走った山奥や。追求犬の訓練をするところやから、誰も来えへんよ。叫んでも無駄やで」  眠っている間に連れて来られたのか。誰も助けに来ない…それが分かって、自分で何とかするしかないと腹をくくった。  しかし所長はすぐに僕を服従させた。 「大人しくしてたらすぐに終わるけど、抵抗するんやったら[やっぱり躾治すことは出来ませんでした]って虎鉄(こてつ)を飼い主に返すで、それでもえぇんか?」  虎鉄というのは、僕が入所して初めて付いた担当犬だ。17kgとかなり大きめのオスの柴犬で、噛みつきが酷いと預けられた。そんな犬を[訓練所が手に負えない]と言って飼い主に返したら、処分されるかもしれない。  やっと懐き始めた虎鉄…。あの黒い瞳が脳裏に浮かぶ。  その間も所長の抽送は止むこと無く、僕は抵抗することすら許されないまま犯されていた。所長の荒ぶる吐息が耳にかかる。  数え切れないほど何回もソレで突き回された頃、身体が火照っている事に気付いた。相変わらず入ってくる時の圧迫感は息も止まるほどだが、ある周辺に当たると腰がギュッと痺れるような感覚に襲われる。 「あ……ん……んっ……や……」  僕が抵抗出来なくなった事で調子に乗った所長は、徐々にピストンの動きを速める。さらに僕のペニスを腹の肉で挟んで擦り上げてくる。  その感覚は僕の頭で理解出来る範囲を超えていて、徐々に頭が真っ白になっていった。馬鹿みたいに口を開いて、涎を垂らしながら、呼吸をするだけで精一杯。 「さぁ、誠君、そろそろフィニッシュやで。あぁー、誠君の中は暖かくてキツキツで、声も可愛いし、顔がまた最高やなぁ…」  所長が僕の顔について何やら褒め称えていたが、自分の呼吸音がうるさくて何を言われているのかよく分からなかった。  自分がどんな声を出しているのかも、どこを見ているのかも分からないほど気持ち良くなった時、所長が強く擦ってきて…全身がビクビクと痙攣し、しばらく意識を失った。
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