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突然の…。
大きな最寄り駅に到着して、ベビーカーに空を乗せて買い物を開始した。
「真のご両親には何がいい?」
「んーここから送ろうと思うんだ。名産品がいいかな?」
「お蕎麦は?日持ちするよ?」
「いいかもな?」
真の父親は自分の田舎に帰り、そこで再婚している。
電話は時々ある、夫婦二人で穏やかに暮らしている。
「あ、おじいさん、お酒送ってくれるって言ってたな。幸人にあげてもいいかな?」
「勿論、いいよ?多分、あり得ないくらい送ってくると思うからね?
高橋さんにも持って行くよ。」
話をしながらお土産を選んで行く。
「お菓子が多くなるなぁ…。」
「フロアには人数分、何箱いる?」
「数種類買うか…。すぐ食べちゃいそうだしな。」
「三種類くらいかな?」
「だな?面白い味とかないかな?」
悪戯顔で真は変わったお土産を探し始めた。
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