やさしい おはなし

６ ゆめ

ゆめをみた。
とってもこわい　ゆめをみた。

おんなのこが　うずくまる。
からだを　ちいさく　おりたたむ。
ふたりの　おとなに　にらまれる。
ふたりの　おとなが　はなしてる。
なにを　いっているかは　わからない。
すっごく　おおきな　こえだった。

なんだか　よく　わからないけれど
わたしは　おおきく　じゃんぷした。
なんだか　よく　わからないけれど
わたしは　なにかを　もっていた。
なんだか　よく　わからないけれど
わんぴーすが　ぽたぽたしてた。
なんだか　よく　わからないけれど
ふたりとも　うごかない。

おんなのこは　かおをあげた。
「もうだいじょうぶだよ」って　いってあげる。
あたまを　いいこいいこする。
かみのけ　ぽたぽた　ついちゃった。

おんなのこが　きえてから
おとなを　あそこに　はこんでおいた。
ちゅうぶらりん　させておいた。
ぶらーんぶらーん　ゆらしてた。

そこで　めがさめた。

きのうみた
ゆめのおはなし。