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もうすぐ期限がくる。
迎えに行く時間が迫る。無事なのは毎日確認していたけれど、少しだけ気になるのは、本当に大丈夫なのかという事だ。
ずっと、私も世話をしていたけど、肝心なところは人任せであったから、どうなのかは分からないけど、やっぱり不安で仕方ない。
ちゃんと出来ただろうか。私の元に帰ってくるあの男は、きちんと生きられるようになっただろうか。
どうしてもそこにばかり意識がいってしまい、例の場所に向かうまでの間、何度か事故を起こしそうになってしまった。
落ち着いて。
落ち着いて。
大丈夫。
受付の人、というか、今まで私の代わりに、あの男の世話をしてくれていた人に挨拶をする。
菓子折りを渡して、少し話もして、お互いに近況を報告しあう。
あの男は無事なようだ。
そして、どうやら計画も達成されているようだ。
私の計画。壮大という訳でもないのだが、とても大事で、こうなるまでにしなければいけない、凄く必要な行程だった。
世話をしてくれた人は、とても優しかった。
あの男も大分懐いていると報告してくれた。
そうか。良かった。
人懐こい方が、今後のためにもなるから。
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