変態で、ごめんなさい※

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「申し訳ない……、急に、めまいが……。……はあ……んっ……」  喉元まで込み上げている苦しさを押し殺しているような音がボクの胸に響く。  鼻にかかったような悩ましい声。 「もしかして起き上がれなくなっちゃった……?」 「ンっ……う、んぁ……」  とっても心配だ──けど、エロいエロいエロいぃぃ!!!  濡れた髪をまとわりつかせながら相当しんどそうにはぁはぁしてるなんて、エロいにもほどがある。心配どころじゃない。  いけない気持ちで頭のなかがパンパン。ついでにアソコもすでにパンパン。  こんなこと考えてるときじゃないのに。バカみたいだ。  でもボクという者はバカである以前にドがつくほどのスケベ。  脳細胞のひとつひとつが結び合って広がって、エロいことだけしか考えられなくなっている。もうだめだ。
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