変態で、ごめんなさい※

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  「み、宮田くん……?」  そうこうしているうちに、反応がなくなった。 「も、もしもーし……もしもしっ……」  何度も声をかけても、ぷりぷりのお肩をぺちぺちしても返事がない。  ──どうしよう。  半裸の宮田くんがボクの上に乗ったまま気を失っている。この状況。どうしよう。  ボクから見える景色は、完全にあれするときのソレでしかない。  宮田くんが全裸で汗ばんでいるようにしか見えない。事の前だけど事の後っぽい。  そーっと自分の両脚を開いてみると、角度的にますますあの体位にしか見えなくなる。記念写真を撮りたくなる。ハメてないけどハメられてるっぽくなる。  一周回って正常な位に異常だ。 (ああっ、もうだめ……)  宮田くんの熱すぎる体温だって、まるでボクを求めてるみたいだ。たえられない。 (ごめんね宮田くんっ! ボク、もう我慢できないぃいいっ……!)  
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