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あまりにも早すぎる絶頂をいましめるヒマすら無かった。
早くしなきゃ授業が終わってみんなが帰ってくるし、宮田くんにも気づかれてしまうかもしれない。
この快感はボクだけの秘密。
誰かに気づかれる必要はない。
一生かけて胸にしまっておく秘事。
それでいい──。
(……はっ、はッ! みゃ、たくんっ……好きっ……好きぃいい!! あッ、気持ちよすぎ、て……ッ!)
お腹の上で気絶したままの宮田くんはされるがまま。お人形みたいにぐらぐらと揺れている。
発情しきったボクの目には、まるで宮田くんが自らの意志で腰を揺すっているみたいに見えてしょうがない。
(ふわぁあああッ! これでボクも大人の仲間入りだぁあああ!!)
そんなわけがないのだけど、そう思っちゃっても許されそうな疑似体験だ。
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