移動しますかね

1/1
前へ
/8ページ
次へ

移動しますかね

とりあえず、ここにいても仕方ないから移動しなきゃなぁ。ほんのりお腹も空いてきたし…暗くもなってきた。 え?ちなみに今何時?人っ子1人いない…。 えっとぉ~こんなときは~検索? おおぉ 目の前に地図が出てきて現在地と近くの町が点滅している!便利!ナビより便利!じゃぁこのイズイカ?とかいう町にいくかな、いきなり大きな町に行くと情報無さすぎてヤバイ目にあいそうだし…。 歩き始めると足が長いからか1歩が大きいし、背も高くなったから見はらしもいい♪楽しくなって、思わずスキップしそうになった♪ なのに 神「あ、そうそう地図の行きたい所に触ったらワープできるよ~♪もう昼過ぎの3時だし、深夜になったら泊まれないよ~。」 …また覗いてたわけね… まぁ…ありがとうございます…そりゃそーだわね、けど旅の満喫感…いや、けど野宿もね…こまるわ。 では、イズイカへポチッとな。 ぶわんとして次の瞬間別の場所… うっわ…なんか…気持ち悪い。酔った感じ。 町のちょっと手前に出たみたいだけど…。ん?衛兵さん?かな 通行証とかあったらどうしよう。 今更ながら不安ばかり…。けど行くしかない…。 おばさんの図々しさ炸裂させて乗り切ろう!そりゃ今は外見若いけど、中身はおばさんのままだからね(笑)。 私は町の門みたいな場所に座っている人に近づいて、声をかけた。 「こんばんは」 座っていた衛兵さんは私を見上げ 「でか!」 っていった(笑) ですよね~。 私はニッコリ笑うと 「えーっと普通に入ってもいいんですか…ね?」 衛兵さんは?マークの顔で 「あ、はい。俺は座ってるだけで警備員だから大丈夫ですよ。大きい町では身分証提示あるけど、イズイカみたいな田舎の村じゃないからね。」 良かった、ってか身分証?! おい神!そこどーする気? いや、それよりお金どーすんの? やべ!困った。お腹すいてるのに! 神「あ、お金はアイテム屋あるし、外でなんか拾ってきて売るといいよ♪」 …まだ聞いてたわけですか…暇なの?ってか、ならさっきの場所のが山奥だし色々ありそうだったじゃん!早く言ってよ! 私は脳内の神に文句を言った。 神「ゴメン。とりあえず探してみて。」 えぇ、えぇ、そうしますとも!ってかそうしないとダメって話でしょ! 私は脳内で神の声に文句を言いながら警備員さんにはニッコリしてちょっとアイテム拾ってきます的な事を言ってわかれると、山に向かって検索しながら歩き始めた。 うーんなんかよくわからないけど色々落ちてる…。アイテムボックスは無限に入るっぽいけど、たくさんの高く売れると表示が出てる何かの糞尿関係は気分的に入れたくない…。 気を取り直して! …とりあえずもうちょい奥にいってみよう…。 ってか地図! 目の前に出た地図をみながら、そーよ、なにもここで拾わなくても、ちょっと遠い所で探してもいいよね、とりあえず高そうな鉱石類なんてどう?って事で鉱山検索。あった、あら近い。ここならちょっとそこまで~的な感じで行けるよね♪ ポチッとな!ぶわんとした~やっぱこれ気持ち悪い…まぁ慣れると信じて、とりあえず中に入ろう。 ん?なんか…来た?え?え?石のモンスター??ヤバイね、これ!やばすぎ! 急いで逃げようとしたら 神「あ、慌てなくてもあなたレベル100だよ♪ちょちょいとやっつけられると思う。それも素材になるからね。」 !!ちょちょいって!おい神!なんなの神!無理でしょ!でかすぎ!!わぁー! ヽ(;゚;Д;゚;; )!! 逃げてる私に 神「落ち着いて、剣道歴15年でしょ。」 なんて言ってくる!あほか!剣道やってたのは大学まで!ブランク何年あるとおもってんの!20年は竹刀握ってないわ!! そう文句を言うと目の前に竹刀ではなく刀が出た! え?反射的に刀を持ってしまった。すぐ後ろではグオーとモンスターが叫びながら両手を振り上げている!ひぃーしぬぅ!! 私は思わず刀を鞘から少し乱暴に抜くと慌てて振り向き剣を構えた、正面から両手を振り上げてくるモンスターを少し屈んでよけながらすれ違い様、反射的に胴を打った。ってか切った! うぅ…切った感触なんか嫌…振り向いて足元を見ると半分になった石の怪物が…倒せた?石とはいえ命を奪った事にビビりつつ、モンスターを見ると、鉄ゴーレムとか出てる。鑑定結果を見おろしながらも心臓はバクバク。 神「さすがだね!すごい!」 おい! (`Δ´)死、再びかと思ったわ! 神「大丈夫、いつも見守ってる、あなたを2度と死なせない。」 え…?ちょっ…、なんかキュンとした…。あ、ありがとう…。 ってアホか、女神相手にときめいても未来なし!そもそも女神にうっかり殺されたわけだし!その女神に惚れたりしたら危うくまた恋人なしの人生が待ってる所だわ! やめやめ!さ、気を取り直して洞窟内に入ってみるか! 神「え…やめといたら?今のゴーレムの鉄で宿泊費と食費に充分だよ。」 え?そーなの?うーん…けど折角きたし、中に入ってみたいかな。 心配してくれてありがと!けどちょっと中も覗いてみたい気がするし、いってみるわ♪ 神「そう?無理しないで、気をつけてね。」 …な…なんかかわいい…いや… ありがとう…ございます。 さっきからちょいちょい女神がかわいい事を言ってくる。私もいちいちドキドキしてアホか! とりあえず気を取り直して中に入ってみると入り口に山ほどレア鉱石が転がっていた…え? ??こんなにそこらに転がってる物なの? 神「多分さっきの鉄ゴーレムが暴れて散らかしたんじゃないのかしら、ラッキーね。」 …うん…でも…いや、まぁ危なくないのが何よりか…。 一通りめぼしい鉱石を拾っていた時ふと、またあんなのが出てきたら嫌かもと気付いてちょっと慌てて洞窟を出て急いでワープで再度イズイカ村に戻った。 警備員さんと2度目の挨拶を交わし、アイテム屋の場所を聞く。村の右手の奥にあるらしい。 ちょっと楽しみ♪行ってみよう!
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

27人が本棚に入れています
本棚に追加