27人が本棚に入れています
本棚に追加
確かめ合い
残された私とサラは少し沈黙していた。
色々ありすぎて、何をどうしていいやら…。
私はサラをみた。うつむいて真っ赤だ。うっわ!かっわいい…。
私はサラへと手を伸ばし、サラの手を握った。驚いて私を見るサラはほんのり赤くなった頬が可愛らしくて、そのまま押し倒したくなった。落ち着こう私、私には46年培ってきた理性がある!
サラ「本当に…良いの…?私…」
私は頷き「ってか責任とって私と居てよ。」
冗談めかしてそう言った。
サラ「でも!私は直ちゃんの人生を変えて…何度も…私…」
直ちゃん…あぁさちさんの呼び方だ…なんだか心が温かくなった。
「そーだね、確かにそう。でもそれほどまで誰かに思われてたのなら、まぁ悪い人生でもなかったのかもって思ってるよ。」
私はそっとサラを抱き締めた。サラが少し震えていた…ヤバイ…かわいい。
私は「それにさ、私だって同じ様に誰かを好きになって見てるだけだったら、そして、相手を独占する為のちからがあったなら、エゴい事しちゃうと思うんだよね。だから、そんなに自分を卑下しないでいいから、ただ私と一緒いてよ。」
サラ「…私、本当に人になったんだ…もう直ちゃんの心の声が聞こえない…。直ちゃんとここで本当に一緒に暮らして行けるんだ…。嬉しい!」
キュンときたぁ~!悶え死ぬ!可愛すぎるんですけどぉー!
私は思わず確認した
「サラこそ、今まで自由に何でも叶う生活だったのに、ここで私と不自由な生活することになるのは良いの?後悔しても知らないよ。」
サラは笑って
「自由なんてなかった、好きな人の心の中は覗けても、その人に触れる事も一緒に居ることも叶わないなんて、不自由すぎるでしょ。」
か…可愛すぎ!こんな幸せで良いのかな。
サラ「…ねぇ、直ちゃん…これからは毎日こんな風に抱き締めて貰えるの?」
う!ヤバイ!可愛すぎる可愛すぎる!私の何かが壊れそう!(>д<*)
キャパオーバーです!!
チュドーンって飛んでって爆発しそうなほど幸せな気分!
「もちろん」
そう言ってちょっと強く抱き締めた。あぁ…もっと気の効いたことが言えたらいいんだけど…。
サラ「な、直ちゃん…私キ…キスしてほしい…。」
お、おねだり!(>д<*)これ爆発するよね!しない方がどうかしてるぅぅぅ!!!
私はもてる冷静をフル活用してキスをした。久しぶりのキスだった、ちょっと気持ちが入りすぎて余裕もなくて気付いたらつい熱く濃厚なものになってしまった(汗)。
唇が離れた時、サラは息が荒く目がトロンとしていた。あぁ、ヤバイ。落ち着こうと余裕もないけど少し微笑むと抱き締めてた手の力を抜いた。押し倒したくなる衝動を落ちつかせようと少し距離を取ろうとしたら、サラは私にしがみつき、消え入りそうな声で言った。
「…ずっと…こうなる事願ってたの…だから…このまま…お願い…」
サラは真っ赤だった。
可愛すぎる!そして私にはもう自制は無理!
もうサラしか見えない!!
46年培ってきた落ち着きや余裕は今のこの状況ではちっとも役に立たない。
いや、むしろ捨てます!
最初のコメントを投稿しよう!