明日の果て

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夕焼けが綺麗だ。 7月も終わろうとしている。日が沈む頃、空はピンク色に染まった。 日没は晩夏から初秋に向かって、これから日に日に早まって行くだろう。私はそんな束の間の切ないようなこの時間が好きだった。 毎日は同じではないのだ。明日の夕日は今日とは別物なのだ。そんな人生の中の一度きりの今日の夕日を私は見ている。 こんな夕日のような歌が作れないだろうか。 私はそう思いながらバイトからの帰り道をゆっくりと歩いた。今日が終わろうとしている。
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