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無数の人影
2120年。
東京のとある路線に、人が押し寄せていた。
「はい、押さないでください! 順番にご案内しますからね!」
改札口には、無数の人の列。
全国から、この日のために、やって来た人が顔を真っ赤にし、今や遅しと 改札が開くのを待っていた。
「ヤベーな。マジで楽しみだわ」
「イヤよイヤよも好きのうち、とはこのこと」
「てか、この人の列もなかなか、じゃね?」
「つーか、参加費10万て、そこそこいい値段だよな?」
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