次男ちゃんと4番目末っ子 オカンは黙る修行

1/1
前へ
/170ページ
次へ

次男ちゃんと4番目末っ子 オカンは黙る修行

 鈴扇には長男、次男、長女、三男と4人の子がいます。 上3人は成人していて、三男の末っ子は16歳。  末っ子は色々あって 小3から学校へ登校しない選択をし 現在はネットコースのある通信制高校に籍を置いてます。  そんなある日、某スーパーに勤める次男(23歳)が 末っ子に週3くらいで3~4時間バイトしないか? と声をかけたのです。 どうやら次男の職場も人手不足らしい。 バイトをしたい、と思いつつも 対人関係に不安があり極度の緊張を伴う コミュ障だからと、自分からバイト探して 見つけるほど行動力がなかった末っ子。 私は洗濯ものを畳みながら次男と末っ子の やりとりを耳ダンボで聞いていた。 末っ子:「…いいけど。」 おおおっ! 次男と私の脳内帝国の住人達はガッツポーズ! 9ebbbca0-4846-49c3-a5ca-b2bb3a9f93ba 次男が車で面接に連れて行き、即採用。 現在の末っ子はこうですので↓ e8fec175-3d34-447c-a52b-71a90ae596ce まぁ、伸ばしたくて髪の毛伸ばしてるんだろうから もう少しだけ髪の色のトーンを暗くして 勤務中はゴムで髪の毛をくくってね、という条件で スーパーのバイト始めました。 (品出しで雇ってもろてます)  次男は職場で7歳年下の弟が気になりつつ 仕事を教える事にほとんど 自分が関わらないようにしているそうな。 なんでかと言うと 「過保護になってしまいそうやから」だそうです。  先日、末っ子が  「母ちゃん、バイトの日じゃないけど 職場に行ってもいいんかな?」 と聞いて来るではないですか。 私:「買い物しに行くん?別にええやろ。」 末っ子:「間違ってないか不安やから もう一回シフト表見に行きたいねん。」 そういうことか。 今日、私が仕事から帰宅した時に 私のバイクの隣に置いてある末っ子の自転車を見た。 動かした形跡がない。 まだシフト確かめに行ってないんかい! と少しイラッとたケツの穴の小さい鈴扇。 あんた、シフト確かめに行くんちゃうの? と言いたくなるところだが ここは黙っておかねばなるまい。 行かずに間違えて困るのも本人。 そうなると職場に謝罪せなあかんのも本人。 玄関のカギを開けようとしたら 末っ子がドアを開けて出てきて 口から心臓が出そうになったわい。 ちょうど、バイト先にシフトを確かめに 出るところだったようだ。 やろうと思ってるところに ~しぃや!とか言われるとやる気が萎えて 風船がしぼんだみたいになるもんね。 子供んときそうやったそうやった。 親も黙る修行って要る要る。 末っ子無事にシフトを確認して 不安を取り除いて帰ってきました。 兄である次男に俺のシフト確認しといて! って甘ったれずに、自分の事は自分で動いた 末っ子の成長をちょいと垣間見て 割烹着来たTHE 日本の母のいでたちで 涙ぐむ鈴扇の脳内帝国の住人たち。 ちなみに末っ子の自転車は バイトするって聞いた姉の長女(21歳)が アシ要るやろ、買ったるわ! とイ〇ンで購入して末っ子にプレゼントしてあげてました。 兄弟姉妹がいない一人っ子の鈴扇は そんなうちの子たちを見て うわぁ~、なんかええなぁ♪と微笑ましくもあり。
/170ページ

最初のコメントを投稿しよう!

116人が本棚に入れています
本棚に追加