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次に上がった花火の文字は『瑠璃にお願いあるんだけど』だった。
「へ?」
俺はついすっとんきょうな声を漏らす。
『うさぎパンツはいてくれない?最近パンちらないじゃん』と続く。
次にうさぎパンツのデザインを模した花火が上がった。
『こんなの』と続く。
『ダメなら香多くんでもいいからさ』と続く、『お願い』と続いた。
お前ら、みんなが見る花火で何やってんの!?
俺はふつふつと怒りが沸き、めっちゃデカイ声で叫ぶ。
「てめーら!死ぬまで働きやがれーー!!!!」
俺のやがれーー!!やがれーー!!やがれーー!!が木霊する。
花火の上がる大きな音と大と徹の「いーじゃーん!!」って声が響いてきた。
てめーら、後で覚えてろ!と強く誓った夜だった。
八月後半に続くよー♪
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