はじめまして。

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はじめまして。

私の名前は、宗元愛。 愛ちゃんって言われて、嬉しいから、なんでも、自分をアピールする明るい女の子。 裏表がある人が嫌いな彼女は、クールで、細い彼をこう呼ぶ。バカね、浩基って、私のお尻ばかり、みるから、私のおしり、怒っちゃって、後ろに目がついているみたいよ。エッチぃ~。私のお目めも、見張ってるのよ、後ろで。すると周りから笑いが起こる。 なんで、私は、浩基と、こんなに、近いのかわからない。神様が引っ付けたがるから? なんの因果でこうなるのかは、わからないが、愛には、わかるような気がするのは、きっとあの、戦争のせい?傷ついた彼を癒すため、私は精気を傷口から与えた。その時も、私は、懸命にかくまった。小さな小さな背中に、背伸びした私は、もう少しで、顔に手が届きそうだったのに、背中に矢が刺さって天に召された。私は彼を愛していたのかは、わからないが、ただただ守りたかった。 そんな前世を忘れたくなかった。誇らしい。 暖かな日光が私を包む。 恩返しだにゃ。どこからか、声がする。 浩基だ。あんな声、出せたっけ? 神様のお声ですか?う~んだ、わかんないけど、浩基に聞いてみた。何であんな声出すの?面白いんだけど。んふふ。笑えるんだけど。俺の声ですか?愛ちゃん、俺が好きなの?とうとう夢にでも出てきたの? そうなのよ。にゃあ、なんてどうしたの?もういっぺん言ってごらん。 愛ちゃん、俺そんな事言ってそう? 言ってそうも何も、聞こえたのよ~ そんなに俺が好きですか?露骨だなぁ、愛ちゃんは。何言ってんのよ。ワケわからない。 エッチなのは、愛ちゃん?どっと笑いが起こる。妄想ですか?や、声が、したの。 それって僕への、告白? はぁっ!?愛ちゃんは、泣きながら階段で笑う。一人隠れていたら、ミスターモウが、横にやってきて、にっこりと、微笑み、君みたいな、可愛こちゃんは、そうそういない。女子って女の子って書くだろ?僕は君に素敵な女性になってもらいたいんだよ。そこんじょそこらの女の子と違うね?とモウが言うと、違うって?愛は、わからない顔をして、漠然とした顔で言う。女ていうのは、恐いよ。悪魔みたいなんだ。君から見ても、僕から見てもね。でも、淑女っていうのは、なかなかいないんだ。私はね、そんなあなたを愛してやまないのさ。や、やらしい意味じゃあ、変な意味じゃあないんだ。浩基が好きかい?そりゃ幼なじみだし、何でも。話してきたの。だから、仲はいいなかなぁ。 モウは、パッと目が開き、それだ、オシドリになれる。という。 でも、私は、浩基は、ストレスフルになるのよ。一緒にいれば、嬉しいわ。でも、なんだか、ストレスって嫌じゃないでしょ?うん モウのいう通り。でも、ストレスいるの? じゃあ、なんで、ストレス溜まる? え?だって、全部を認められないっていうか。悪魔みたいに裏側がありそうな。でも、彼は堅実な男だよ。一度は、お付き合いを考えたらどうだい? ありがとう、モウ。 愛はすっくと立ち上がる。その姿は凛とした、一輪の花そのものだ。ざわめく教室。愛が教室にはいると皆シーンとして、愛ちゃんに目が釘付けだ。そして、浩基をよんで、今日の午後、一緒に帰ろ。なんだかさぁ、寂しくて。俺もだぜ、愛ちゃん、そう言ってくれなきゃ、わからん。うん、そうだね。ってなによ、その、エッチな目。すパーン、紙を丸めた束が浩基の頭に当たる。
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