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( 僕は今僕だけだ。そして僕は自由だ。)
そう思ったんだ。
何も持たずに自分だけで未知の世界の領域へと突き進んだ。
おばあちゃんが、
「 行きは良い良い帰りは怖い。」
と、言っていたけど行きでこんなに大変なんて僕は知らなかった。
僕は何も知らないんだという事を知った。
目の前がふいにひらけフェンスの先に家が立ち並ぶ。
刈り込まれた草の上を歩くと大きい獣の上に乗っているみたいだ。
街灯の灯りが月よりも明るく目がくらむ。
硬い道を行くとひときわ煌々と輝くコンビニが見えて
、そこを目指してみる、
乾きを覚える暇さえもないほど僕は心が身体が命がおもむくままに漂流する。
自分だけで宇宙を漂う恐ろしさを感じる。
すごい生きてるって感じがした。
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