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番外編 お稲荷さんに油揚げを頼まれた話
その日は朝から油揚げ、油揚げと、何度も頭の中に油揚げがよぎりました。
丁度日課の散歩を、ご近所さんの神社まで足を伸ばそう、と思っていたところです。
その神社には、お稲荷さんも合祀されていて、小さいお社があります。
油揚げと一緒にそのお社も頭をよぎるので、あれ?呼ばれている?頼まれている?と、のんびりしてたら、昼御飯は旦那がいなり寿司を買ってきてくれたので、あれまあ笑と思いました。
ここまでアピールされたら、お供えするしかないよね、神社に行く途中、スーパーによって、なんとなく美味しそうだなと思ったメーカーの油揚げを買ってお稲荷さんにお供えしてきました。
いつもより散歩コースが長くなりゼイハアと息も弾んでヘロヘロでしたから、油揚げをお供えするとき、お稲荷さんに願い事をしました。
うちの爺ちゃん猫の口内炎が痛くならないようにしてやってくださいって。
狐さんだから、解るでしょ、可哀想です、と。
帰宅してみて、爺ちゃん猫がご飯を食べてたんだけど、あんなに食べたあと痛がっていたのにたくさん食べて、気持ち良さそうに食後を過ごしてました。
よかったよかった。
後日譚◇◇◇◇◇◇◇◇
お稲荷さんに油揚げを供えた翌日、保護猫ボランティアさんから良い動物病院を紹介して貰った、と、旦那が猫二匹をキャリーバッグにいれて病院へ。
健康チェックをして貰い、お薬をだしてもらって、ヤレヤレです。
猫たちは文句たらたらだったけど、先生が穏やかな優しい人で、大人しく診察受けてました。
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