年下の彼

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店長の話をしながら店に着いた私と亜実は裏口から入り 商品を手ににらめっこしている菜々と会った。 「 お疲れ菜々、私と清羅から差し入れ 」 「 亜実ありがと、清羅もありがとね!で、手伝いに来てくれたわけ?」 「 違うよ、差し入れだけ~」 私は菜々に倖の事を話そうか少しだけ迷っていた。 今 話しても明日には夢で終わっているかもしれない。 入社した時から私と亜実と菜々は一緒で、3人でずっと頑張ってきた仲間であり友達。 「 菜々、やりながら聞いてほしいんだけど実はね… 」 「 清羅に男が出来たよ!」 あっ!! 「 え、何それ、ほんとに? 冗談?」 「 うん、ほんと。年下で大学生!」 「 なんで冗談よ、失礼な 」 んとに亜実はっ 「 学生なの!? なんでまた… 」 亜実と同じだな、この反応。 逆の立場でも 私も言うだろうし… 「 ちょっと、清羅 あんた学生にからかわれてない?」 「 なんでよ!からかうもなにも、私が一目惚れして強引に捕まえたの 」 「 うっそ… どうかしちゃった? 学生でしょ?ついこの間まで高校生じゃない、大丈夫?」 まったく女と言うのは いちいち 先に心配しながら文句言って。 しかも探るんだから。 倖くんを見てもないのに~ 「 菜々、清羅の彼氏、イケメンだよ~ 」 「 マジで!ちょっと、会わせてよ 」 ほら、ね。 3人のうち誰かに彼氏出来ると彼氏の友達を物色したいもんよね。 は~… 倖くん、ほんとに私で良かったのかな…
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