1人が本棚に入れています
本棚に追加
私は、同じことをしたい。
同じ空気を吸いたい。
同じ場所にいたい。
同じ勉強をしたい。
同じ行為をしたい。
「私の好きな女の子とキスしたって本当?」
「それどこ情報?」
「アオ」
彼は引きつった笑いをこぼす。
「なに?監視カメラでもつけてんの?」
「知らない」
黒木がどこでなにをしていたかなんてどうでもいい。
問題は、
「ほんとにしたかってこと」
「したよ」
途端に気持ちが高揚した。
「私にもして」
「は?」
話したこともない、顔が大好きな女の子。
想像しただけで逃げ出したくなるほどに好き。
可愛くて。
「はーやーく…」
最初のコメントを投稿しよう!